【ダカール】プジョー代表「私を感動させた者は、ローブではない」

プジョー・スポールの代表は、セバスチャン・ローブよりも彼のコ・ドライバーであるダニエル・エレナの方が印象的だと語った。

 セバスチャン・ローブは現在、プジョーで自身2度目のダカールラリーに挑戦している。11日目の第10ステージを前にして、彼はチームメイトのステファン・ペテランセル、シリル・デスプレをリードし、現在オート(四輪)部門で総合トップに立っている。

 しかし、プジョー・スポールの代表であるブルーノ・ファミンは、WRC時代も含め長年ローブのコ・ドライバーを務めているダニエル・エレナに感銘を受けたと語っている。エレナはラリーレイドの経験が比較的少ないにもかかわらず、ナビゲーションの難易度が高いステージでも競争力を維持していた。

「私を感動させた者はセブ(ローブの愛称)ではない。ダニエルだよ」とファミンは語った。

「こう言うのはすごく変かもしれないが、セバスチャン・ローブはものすごいキャリアの持ち主だから、速さを発揮したところで驚く者はいないだろう」

「今年これまで、ローブは自分のペースを管理することができている。それは初挑戦の時には難しかったことだ。彼はミスをしていない。それはとても素晴らしいことだ」

「しかし本当に印象的だったのはダニエルだ。彼はいくつか小さいミスをしたが、彼より経験が多いコ・ドライバーのチームメイトよりもミスは少ない。彼はこれまでとても素晴らしい仕事をしている」

トヨタの”厄日”がちらつくプジョー

 ファミンは、今回のラリー序盤にトヨタに起きた悲劇を考えると、まだ安心することなどできないと語った。

 プジョーを倒し、今年のダカールラリーで優勝するというトヨタの野望は、3日目のステージで起きた混乱で大ダメージを受けてしまった。

 3日目途中でトップに立っていたナサール・アル-アティヤはクラッシュによりリタイア。ジニール・デ・ヴィリエは燃料ポンプの問題で30分をロスし、ナニ・ローマは技術的な問題で、短時間だがマシンを止めてしまった。プライベーターの中でトップを走っていたエリック・ヴァン・ローンは燃料切れを起こしてしまうなど、ダカールラリー3日目はトヨタにとってまさに”厄日”だったのだ。

 今年のダカールラリーはあと3ステージ残っているが、現在プジョーはトップ3を独占している。プジョー以外の最上位、4番手のローマはローブから24分遅れだ。しかし、ファミンはこのギャップがまだ”何か”を保証するようなものではないと考えている。

「それほど安心してはいない。主催者は、次の2ステージのナビゲーションが難しいと言っているからだ」とファミンはmotorsport.comに語った。

「確かに、ナニに対して我々はマージンを持っているが、それほど大きいギャップではない。20分という時間を失うのは本当に簡単なんだ。道に迷ったりスタックしたり、2回パンクしたりすればそうなる」

「トップ3は我々だ。それは心地いいが、ギャップ自体は安心できるものではない」

「なにが起こるかわからない。ナサールがリタイアし、デ・ヴィリエに燃料問題が起き、トヨタのすべてのマシンが混乱していたステージを思い出して欲しい。なにが起こるかはわからないんだ。トヨタに起こったことは、誰にでも起こる可能性がある。我々は非常に慎重にならなくてはいけない」

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この記事について
シリーズ Dakar
イベント名 Dakar 2017
ドライバー Daniel Elena , Sébastien Loeb
記事タイプ 速報ニュース