ダカール・ラリー:プジョー・スポールが17年用マシン”3008DKR”を開発。

2016年1月のダカール・ラリーで優勝したプジョーは、タイトル防衛のために新型車3008DKRをデビューさせる。

 プジョー・スポールは、2016年ダカールラリータイトルを防衛するために、新型車の3008DKRを開発した。3008DKRは、プジョーの新しい市販モデルである3008SUVをベースに開発されたもの。この3008SUVは10月のパリモーターショーでお披露目される予定だ。

 3008DKRは、来月に迫るモロッコ開催のスペインラリーでデビュー予定。ドライバーは、2015年のダカールラリーで復帰したカルロス・サインツが担当する。プジョー・スポールのドライバーであるステファン・ペテランセルが、昨シーズンのダカールラリーで前身の2008DKR16に乗り、プジョーは念願の優勝を果たした。サインツによりその2008DKRを凌駕する競争力が、スペインラリーで披露されることだろう。

「3008というのは、次のステップを意味する」

プジョースポーツの代表であるブルーノ・ファミンは、次のように語った。

「3008DKRの開発目標は、2008DKRシリーズの弱点を補って強化することだ。そうすることで2008の強みを活かしながら、さらにそれを向上することができた。またいくつかの新たな規制が加わったので、我々はそれを準拠させたよ」

 新しい規制に沿った3008DKRは、運転性能、サスペンション、エアコンの信頼性が改善された。またツインターボV6ディーゼルエンジンのターボリストリクターが、レギュレーションにより39mmから38mmにダウンサイジングしている。

 プジョー・スポールは、3008DKRのコンセプトを低い回転数でより大きなトルクを出力することとしている。リストラクター径の縮小により、約20馬力ほど出力が減少するが、低回転域でもパワーを発揮することでこれを補っている。

 3008DKRは前身と同じ二輪駆動設定だ。1月のダカールで2008DKR16は、この15年で初の二輪駆動車による勝利となった。

 ペテランセル、サインツ、世界ラリークロス選手権ドライバーであるセバスチャン・ローブ、シリル・デプレの4人は、来年の1月のダカールラリーに3008DKRで参戦する予定だ。また、サインツが搭乗する3008DKRと一緒に、デプレもモロッコで2008DKRを走らせるので、新旧2台が揃って出場する。最近開催されたシルクウェイラリーでは、デプレは2008DKRに搭乗して優勝しており、2台による面白い戦いとなりそうだ。

 3008DKRとその市販車モデルの外装デザインに携わってきたフランス人デザイナーのセバスチャン・クリケットは、2台の用途の違う車両がそれぞれの目的を果たす時、お互いを補完し合うことができると確信している。

「当社で新しくラリー車両として誕生した3008DRKは、市販車である3008SUVを極端に表現したものです」

 クリケットは次のように語った。

「3008DKRは、市販車特有のデザインコンセプトをラリーカーに当て込めた作品です。どんなデザイナーも”クルマをデザインする時には、常に自分の心の中に競技用のバージョンも存在する”と思います。それを実現化できるのがデザイナー職の醍醐味ですね」

 来年のダカールラリーは、アルゼンチン、ボリビア、パラグアイを通る2017年専用の新しいルートが計画されている。

 

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この記事について
シリーズ Dakar
チーム Peugeot Sport
記事タイプ 速報ニュース