【DTM】アウディ離脱のタンベイ「アウディとの間には愛がなくなった」

今季限りでアウディを離脱するエイドリアン・タンベイは、アウディを去る悲しさと共に、自身の待遇に満足できなかったことも明かした。

 アウディから5年間DTMに参戦してきたフランス人のエイドリアン・タンベイは、この5年で3度の表彰台を獲得してきた。しかしルーキーイヤーだった2012年を10位で終えてからは、以降その成績を上回ることができなかった。

 2017年のDTMでは各メーカーの参戦台数が8台から6台に減少することを受けて、アウディはタンベイ、ミゲル・モリーナ、ティモ・シャイダーの3人と契約を結ばないことを決めた。代わって、これまでWECで活躍していたロイック・デュバルと、スポーツカーレースで活動してきたルネ・ラストが新たに加入することになった。

 アウディとの契約が終了したことについて尋ねると、タンベイはmotorsport.comに対して次のように話した。

「関係が終わるということは、悲しいことでもあるけど、安堵感を感じることでもある」

「DTMでは、もちろんタフな時期もあったが、アウディと素晴らしいシーズンを過ごしてきた。しかし僕らの関係に愛がなくなった時には、その関係を終わらせるのがより良い選択肢だ。チーム内の僕の立場は、必ずしも満足できるものではなかった」

「これからは僕の新しいキャリアの始まりだ。僕は人生において、これをポジティブなことだと捉えている」

 さらに彼は、こう付け加えた。

「僕は心の底からスポーツマンだし、競争することが好きだ。だけどDTMでは時々、スポーツというものが最重要視されないことがあると思う。このことが唯一、僕がアウディを去ることを後悔しない理由だ」

「レースを楽しむことが最優先」

 タンベイは、自分のレースを楽しむことができる場を見つけることが優先であり、特に興味を持ってきたアメリカのモータースポーツを候補に挙げているという。

「個人的には、もう一度ドライビングを楽しみたい。いくつかのレースではそれができそうだ」

「アメリカのモータースポーツ、特にインディカーやIMSAに興味を惹かれた。だけど、もう来年のプログラムを決める冬の最終段階だということもわかっている。それでももし機会があるなら、その機会をつかむ準備はできている。北米のレース精神も気に入っている」

 またタンベイは、他にもいくつか選択肢を見つけていると話した。

「オーストラリアのスーパーカーシリーズにも興味がある。おそらくヨーロッパのレースとは異なるが、このスポーツの中でも主力なものだ」

「WEC(世界耐久選手権)のLMP2クラスも良い選択肢だ。モータースポーツのチーム精神は好きだし、このレースについても考えてみよう」

「あとはフォーミュラEだが、これはまだ発展途中のシリーズだ。シングルシーターのチャンピオンシップとしてはそれほど競争力がない。でも、今後は世界的に成長するレースのひとつだろう」

「今は自分の将来を考え直している。どことも契約していないし、2017年の選択肢があるなら喜んで耳を傾ける」

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この記事について
シリーズ DTM
ドライバー Adrien Tambay
記事タイプ 速報ニュース
タグ audi