DTM、他メーカーの参戦も視野に? 来年は台数削減の可能性を示唆

DTMは、コスト削減と他のメーカーの参戦を視野に入れ、来年は18台でレースをする可能性を示した。

 DTM(ドイツツーリングカー選手権)はこの2シーズン、メルセデス、アウディ、BMWの3メーカーが8台のずつマシンを走らせ、合計24台でチャンピオンシップを争ってきた。

 しかしいくつかの報道によると、2016年シーズンの間に、来年は参戦台数を各メーカー6台に減らすという議論が起こり、アウディとメルセデスはそれもひとつの選択肢と考えているようだ。

 DTMでアウディスポーツを取り仕切るディーター・ガスは、motorsport.comにこう話した。

「確かに議論はあった。そしてもちろん可能性はある。だけど、この案をより明確にするためには、我々はもっとコミュニケーションが必要になると思う」

「昨年の8月からメーカーとオーガナイザーの間で激しい議論があって、DTMの将来について話しあった。多くのことが起こって、あらゆる計画がなされて、いくつものアイデアが議論された。今回のことも、そこで上がったアイデアのひとつだ」

「だけど私が思うに、まず最初に来年に関することで言えば、我々が話し合う前に、状況がどうなるか良い見通しが立ってほしいね」

 この案を採用する可能性があるのかと尋ねられたDTMのメルセデスのトップであるウルリッヒ・フリッツは、以下のように答えた。

「この可能性やパーセンテージについて話すのは難しい。だけどこの案を改善する必要があるし、そこから利用できる長所を増やしていかないといけない。その一方では、コストを管理することも重要だ」

「参戦台数を減らせば減らすほど、コストも低くなる。だから今この議論があるんだ」

「通常は、自分がやっていることに照らし合わせて、利益に対するコストを評価する。そうして資本を最大限活用する」

「マシンを減らすことは大胆な考えだけど、だからこそ話し合いを始めたんだ。というのも、結局は台数を減らせば、マシンの開発やパフォーマンスに影響を及ぼさずに、コストを削減できる」

 一方、BMWのモータースポーツディレクターを務めるイエンス・マルクアルトは、これについて詳細に語らなかったが、幅広く様々な案が議論されていると話した。

「昨年から、コストやそれに関連する注意事項など、多くのことを話し合ってきた。どんなことでも話し合い、来年に向けてこの案をまとめられるよう検討しているところだ」

「周囲の人たちは、何か言いたいことがあるのだと思う。だけどひとつひとつの案を知っているわけではないし、全体を見ているわけでもない。我々はまさに今、テクニカル面や基礎となる部分について、新しいルールを作っている。新たなエアロパッケージ、サスペンション、エンジンなどが作られるだろう」

「一度パッケージ全体がはっきりすれば、皆さんに伝えられるはずだ。DTMが素晴らしいシリーズであり、我々のファンにとってベストなレースであることはもちろんだが、コストと効率性を考えることは最優先だ」

パフェット「他メーカーの参戦が必要」

 2003年からメルセデスのドライバーとしてDTMに参戦しているゲイリー・パフェットは、「もっと多くのメーカーが参加して、グリッド上に並ぶことがDTMには必要だ」と話した。

 各メーカー6台体制にすることについては、こう話している。

「明らかに良い考えじゃないよね。僕たちにとってはマシンが多い方がいい。だけど、8台のマシンを走らせるコストが非常に高いことはわかってるよ」

「理想的には、もっとたくさんのメーカーに参戦して欲しい。僕たちはそれを望んでいるし、そのメーカーが何台かマシンを走らせることを狙っている」

「メルセデスにとって、8台で参戦するのはとてもコストがかかるし、その理由も僕は理解しているよ。でも、スケールを小さくすることになってほしくない。18台のままがいいし、この18台はみんなコンペティティブなマシンだ。(コストは)大きな問題じゃないと思う」

 パフェットの考えはヘッドのフリッツにも届いており、彼は、「我々は他のメーカーの参加を歓迎する。これについては何も問題はない」と話した。

「もちろん、18台でも素晴らしいレースができるが、あらゆる可能性がある。コスト削減もそのひとつだ」

「なぜ4つ目のメーカーがいないのか、という質問は不要だ。我々は、他のメーカーが参戦するのを喜んで受け入れる」

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この記事について
シリーズ DTM
記事タイプ 速報ニュース