トト・ウルフ「事故の分析にうんざり」。チームオーダー会議を実施

メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、ドライバーふたりが接触するのを防ぐ対策を話し合う会議を行うことを決めた。

 オーストリアGPでメルセデスは、1-2フィニッシュを果たすべく最終ラップに突入した。しかし、ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンはターン2で接触。ロズベルグがフロントウイングを壊したためスローダウンを強いられ、結局4位に終わった。1-2フィニッシュは成し遂げられなかったのだ。

 スチュワードはこの事件に対してロズベルグに非があると認め、彼に10秒のタイム加算ペナルティを課した。ただ、ロズベルグは後続のダニエル・リカルドとの差が大きかったこともあって、順位には影響しなかった。

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、更なるトラブルが起きるのを防ぐため、今週会議を行うことを決めている。その中で、チームオーダーを出すことも検討するとしている。

 ウルフはスペインでのふたりの接触の後、すぐにこのような事態が起きたことに関して、苛立ちを隠さない。

「私はどちらかの責任にしたくはない。なぜなら、今はまだ熱くなっているからね。それは1周目だったのか、最終ラップだったのかの違いだけだ」

「しかし、何を知っていると言うんだ? 私はそれを分析するのに、もううんざりしている。とにかく、これ以上の接触を望んでいないというだけだ」

 ウルフは今週、メルセデスのブラックリーの本拠地に首脳陣を招集し、今後どうするかを議論する。そしてイギリスGPの前に、チームオーダーを出す必要があるのかどうか、決定するという。

 オーストリアGP後の計画について問われたウルフは、次のように答えた。

「まずは冷たい水の入ったバケツに頭を入れる! それが次に僕が行うことだよ」

「今週末にもレースがあるため、我々は関係者すべてと議論を行う必要がある。そしてふたりが接近した際、どう状況をコントロールするべきか、考えなければならない」

すべての人々に対して、良いレースを見せる義務がある

 ハミルトンとロズベルグがコース上で接近する可能性を認識しながらも、ウルフには戦いを途中でやめさせる考えはなかったという。

「我々の考えは、彼らにレースをさせることだった。そして、彼らにはそれに取り掛からせた」とウルフは言う。

「我々は、F1を観ているすべての人たちに対して、義務を負っている。我々は全員、かつてチームオーダーがあった日のことを覚えている。それは、実に退屈になってしまう」

「彼らが2014年のバーレーンのような素晴らしいレースをしてくれれば、それは最高だ。そういうのを我々は望んでいる」

「しかし、チームメイト同士が接触という事態には、すべてのチームが悩まされる可能性がある。それは避けなければいけない。我々はそれについて、レース中には議論しなかった。しかし、ある段階でそれについて、議論する方向に踏み出す必要がある」

 会議の結果について、公に知らされるのかと聞かれたウルフは、次のように答えた。

「結果が出た場合、我々はそれを隠し続けることはできないだろう。我々は常に、できるだけ透明であるよう試みている。だから我々は、それを皆さんにお伝えするだろう」

「リスクは、情報や戦略が外に漏れてしまうことだ。それでもしそれを変更することが必要になってしまったらマヌケだろう」

「我々はそれを慎重に議論し、選択肢を検討しようとしている。そして、そこから何か解決策を見出そうとしている。それが明確になれば、我々はその結果をお知らせするだろう」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 オーストリアGP
サーキット レッドブルリンク
ドライバー Lewis Hamilton , Nico Rosberg
チーム Mercedes
記事タイプ 速報ニュース