ハミルトン「アメリカGPの勝利まで信念を貫き通していた。人生を諦めたことなんてない」

ハミルトンはドイツGPぶりの勝利についてそれまでの心情と、残されたレースに向けたモチベーションを明かした。

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、鈴鹿(日本GP)決勝のスタートを失敗したことでタイトル争いをしている同僚のニコ・ロズベルグに勝利を明け渡してしまった。その後もメディアとの揉め事に巻き込まれたりと、散々な鈴鹿を過ごしたが、アメリカGP前の彼は全く失望などしていなかった。

「できるだけポイントを獲得して、最後のレースに臨みたい。僕は誰が居ても前に出る」とハミルトンは語った。

「僕はもう拘ってないよ。前進するだけさ」

「正直なところ、レースの後すぐではなかったけど次の日あたりだったか、それが痛いレースだったと感じた。しかし、前に進もうと思った」

「トレーニングし、働いた。僕はファクトリーでメカニックやエンジニアたちと一緒にいた。チームは間違いなく大きな後押しをしてくれたし、それに全てを費やして働いている1000人ほどの人たちが(勝利を)祝ってくれたことで本当に高揚した。本当に信じられないことだ」

「そして僕はエンジニアと懸命に仕事を続けた。正直なところ、今週末(アメリカGP)は今季初めてスタートがうまくいったから、とても素晴らしい気分だよ」

運命が下される瞬間

 ハミルトンはアメリカGPで7月のドイツGP以来の勝利を挙げるまで、信念を失ったことはなかったと語った。

「僕は肯定的な考えを貫こうとしていた」と彼は話した。

「もちろん、スパ(ベルギーGP)はうまくいった。モンツァ(イタリアGP)でも最高のペースだった。しかし、最高のスタートを切ることができていなかった」

「シンガポールは全く良くなかった。マレーシアは初めは素晴らしかったね、でもダメになった」

「僕は未だポジティブな信念を保ち続けている。僕がそれに則ってやっていることは、今自分がやれることを探して、なんでも可能にすること。それを諦めた時は運命の決まる瞬間だ。僕は自分の人生を諦めたことはない。僕はそういう計画を立てたことがないんだ」

 また彼は、日本GPよりもオースティン(アメリカGP)の方がリラックスしていたというわけではないと話した。

「個人的にはそうではなかった。それはまた別の週末での出来事だ」

「もちろん、僕たちがマレーシアで勝てていれば、9ポイント差で日本GPを迎えることができた。でもそうはならなかった。それに僕は日本が大好きだよ。日本に行くことは素晴らしいことだと感じていた」

「予選でたった0.07秒差にあったのに、決勝はまるで災害のようだった。でも僕はキャリアを通して、どんなことがあろうとも戦ってきた。それは新しいことでもなんでもないよ。そのレースでは運がなかった」

「そしてアメリカGPでは、運も味方してくれてキャリア中での50回目勝利を記録することができた。それは多くのハードワークの積み重ねと、それ以上にたくさんの人からの応援があったから実現したことだ。それだけでなく、僕は冷静さと保ちながらレースから多くを学んでいったんだ。僕たちはアメリカGPを通して行われた作業の偉大さを感じるとともに、さらに前へ躍進していけると思う」

 またハミルトンは2007年当時のキミ・ライコネンとの戦いで、最後の2レースで大幅にギャップを取り戻し、マクラーレンからタイトルを奪い返した経験がある。ロズベルグのタイトルマッチは、そこからインスピレーションを受けているとハミルトンは話した。

「正直なところ、僕は考えたこともないし、当時(2007年のこと)と比較していない」

「でも過去の浮き沈みを見ていると可能性のない話ではないと思う」

「今と同じように、ダメになりかけた時もあった。でもそれを逆転できたのは、目立たないように、とにかく週末のレースに向けて努力し続けながら、勝てると信じてやってきたからだ」

「僕はその時に何が起きるのかコントロールすることはできない。過去の出来事は過去の出来事なだけだ。今季でできる全てをやり尽くすことで、本気でやり尽くした自分を知ることができる」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー Lewis Hamilton
チーム Mercedes
記事タイプ 速報ニュース