ハミルトン、レース後会見中止「僕に勝ってほしくないと思っている人がいるようだ」

エンジンブローでマレーシアGPをリタイアしたハミルトンは、自身にだけ降りかかる災難を嘆いた。

 ルイス・ハミルトン(メルセデス)は、マレーシアGPの勝利を掴みかけているように見えた。しかし、41周目にエンジンがブローしてリタイヤ。今シーズンは残り5レースとなった段階で、チームメイトのニコ・ロズベルグに対して大きな痛手を負ってしまった。ロズベルグはオープニングラップでスピンを喫してしまったものの、3位を獲得。チャンピオンシップのリードは23ポイントに広がった。

 ハミルトンは、メルセデスエンジンを使うドライバーの中で、自分だけがトラブルを抱えていたことを受け入れるのはとても難しいと話した。

「メルセデスに対して疑問がある。僕らは多くのエンジンを失ってしまった」とハミルトンはBBCに語った。

「8人のドライバーがメルセデスエンジンを使っているけど、僕のエンジンにだけ問題が起きた」

「誰かが、今年は僕にチャンピオンを獲ってほしくないと思っているんだろうね」

 彼はこう付け加えた。

「新しいエンジンだった。これで1レースしか走っていない。これでFP3と予選も走ったけど、これまでのエンジンと比べても本当に新しいエンジンだった」

「本当に奇妙だった。僕のエンジンだけが壊れてしまった」

 ハミルトンはドイツGP以降勝利を挙げられておらず、ロズベルグとのポイント差も23ポイントに広げられてしまった。

 ハミルトンは、まだチャンピオン獲得は可能だと信じているが、今年彼に起こっている数々の問題のせいで、疑問を持ち始めていると認めている。

「これが現実だ。でも前に進んでいくしかないし、今週のようにレースを続けていくだけだ」

「でも今は、僕のマシンにそれができるかどうかさえわからない。あと5レースあるけど、僕のエンジニアもメカニックも僕にはそれができるだろうとわかっているし、僕も彼らがそれをやってくれると思っている」

「次に僕が使うエンジンがどうなるかなんて誰にもわからない。僕は今やっていることに集中して、ベストを尽くせるように願うだけだ」

「できることはそれほど多くない。僕は前進し続けてきた。スタッフは今週も素晴らしい仕事をしてくれたし、彼らも僕もできることは全てやった」

「8台もメルセデスエンジンを使うマシンがあるのに、今年は僕のエンジンだけに問題が起こるなんて到底信じられない。何か間違っていることがあるんだろうけど、それに関して僕ができることはない。でも何かが正しくないんだ」

 通常レース後に行なわれているハミルトンのメディア会見は、今回は中止された。

パディ・ロウ「トラブルの計画なんて存在しない」

 ハミルトンのコメントに関して、メルセデスのテクニカルディレクターを務めるパディ・ロウは、エンジントラブルが『計画されたもの』である、もしくはトラブルには一定のパターンがある、という疑念を一掃した。

「難しいことだ。とても残酷なスポーツだ」とロウはSkyに語った。

「しかし、ミスを犯さないことが前提だ。信頼性を確保するために、何年も何年もハードに仕事をしてきた」

「でも何らかの理由で、個人のパフォーマンスにも関係なく、意図せずして今年はこういうことがルイスのマシンに降りかかっている。今シーズンは8台のマシンがメルセデスのパワーユニットを使用しているけど、ルイスのマシンにだけこんなことが起こるようなパターンなんて存在しない。どのように物事が回るかということだ」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 マレーシアGP
サーキット セパン・インターナショナル・サーキット
ドライバー Lewis Hamilton
チーム Mercedes
記事タイプ 速報ニュース