ハミルトン、ロズベルグ追い上げは「このタイヤではノーチャンスだった」

ルイス・ハミルトンは、現在のF1のタイヤの性質のせいで、イタリアGPでニコ・ロズベルグを追い上げ、優勝するチャンスがなかったと語っている。

 ルイス・ハミルトンは、モンツァで行われたイタリアGPで、ポールポジションを獲得したが、スタートで大失敗し6番手まで落ちた。一方で、2番グリッドからスタートしたチームメイトのニコ・ロズベルグがリードを奪って、そのままレースを勝った。

 ハミルトンはポジションを回復したが、ロズベルグが築いた15秒のリードを縮めるのは不可能だったと考えている。

 彼は0.5秒に近い差をつけポールポジションを獲得、予選を支配したが、ロズベルグを追いかけようとプッシュすれば、タイヤのラバーを使い切ってしまうだろうと、今のF1のタイヤの挙動について語った。

「ある時点で、ギャップが15秒あった。僕は9か10秒くらいまで追い上げた」と彼は語った。

「不幸にも、僕らの使ってるタイヤにとって、そのギャップは大きすぎた。パフォーマンスのためには、それをレースの最後まで保たせなきゃならない」

「ニコとはすぐにレースにならなくなった。それ以上ポイントを失わないように、後ろのドライバーたちの前に、確実に留まるためのレースになった」

 タイヤをケアすることと、激しくプッシュすることのバランスについて、より詳細に説明するように頼むと、ハミルトンは「あの時のペースを保てば、おそらくギャップを6秒までは縮められたと思う、多分ね。でもそれじゃレースに勝つには充分じゃない」と語った。

「15秒のギャップを縮めるには、コンマ数秒、多分0.3秒か0.4秒速く、一定のラップ周回しなくてはならない。その頃にはタイヤは残っていないだろうね。これは大きな問題だよ」

「タイヤが残っていようとなかろうと、確かなのは、ギャップを縮めたとしても少なくとも追い抜けるようなタイヤじゃないってことだ」

「もし序盤にギャップが8秒だったとしたら、僕はギャップを縮めただろう。プレッシャーをかけて、おそらく優勝できたはずだ。でも15秒は、現在使われているタイヤにとっては長い、長い道のりになる」

「ニコは良いレースをしたよ。彼は全くミスをしなかったし、やらなければならないことをやった。一旦先頭に出たら、比較的わかりやすく、シンプルだ。クルマをコースに留めれば良い」

「5番手まで落ちて、ポジションを回復するのにタイヤをたくさん使ってしまった。チームが僕に、ロズベルグは15秒前だと言った時……バックストレートを走るのには全体で10秒か11秒かかるから、ニコを見ることすらできなかったよ」

「彼がすべきことは、僕のタイムに合わせることだけで、彼はそれをしっかりやったよ。もし僕らにもっとグリップがあって、毎週予選のようにプッシュできれば、それは素晴らしいことだけど、長い間そうはなっていないね」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 イタリアGP
サーキット モンツァ
ドライバー Lewis Hamilton
チーム Mercedes
記事タイプ 速報ニュース