”ハロ”と”エアロスクリーン”に大きな違いはない?

「より良いヘッドプロテクションは、安全性の大きな向上の手助けとなる代わりに、その僅かな代償として、ドライバーがマシンから脱出する時間は数秒増えることになるだろう」F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングは述べた。

 2017年に向けて、ハロかエアロスクリーンどちらかの導入を目指す取り組みは続いており、他の妥協案が計られたとしても、最優先事項は命を守る事であると、ホワイティングは言う。

 医療スタッフが、マシンからドライバーを救出する方法は重要な考慮事項のままではある。しかしホワイティングは、現在提案されている両方のソリューションは、同じ様なアプローチであり、劇的な違いはないと見ている。

「実際の開口部を見てみると、ふたつの間に何の違いも見受けられない」とホワイトは説明した。

「ふたつとも同じ様な高さに取り付けられており、実際の開口部であるトップリムは極めて似ているし、エアロスクリーンとハロの上部の高さもほぼ同じだ」

脱出テスト

 ホワイティングはエアロスクリーンの評価の一部を公開した。レッドブルのダニエル・リカルドは、ロシアでコックピットからの脱出テストを行い、今までと変わりなく終えた。

 ホワイティングはこう付け加えた。「脱出に問題ないか確認するため、木曜日にダニエルがマシンから飛び降りるテストを行った」と。

「彼は1周しかしなかったが、何が起こるかは誰にも分からない」

「決められた時間の中で、彼がマシンから脱出できるかを確かめておきたかったんだ。彼は成功した。そして以前より良くなっている」

「チームは、ドライバーがより脱出しやすいようにシステムを開発していく。しかし、脱出のために数秒の時間を追加する必要が生じたとしたら、それはドライバーの頭を守るための僅かな代償だと思っている」

クラッシュテストの改善

 エアロスクリーンのクラッシュテストで、FIAはタイヤにはそれほど関心は無く、ヘルメット上部の改善が重要視されていたと、ホワイティングは述べた。

「これらのテストでヘルメットは修正されなかった。なぜならば、このテストでは基本的にどこを修正すべきか、いくつかの裏付けを協議していたからだ」

「特定の衝突で、ドライバーが頭を接触する可能性は限りなく低かった」

「しかし、すべてのアクシデントからドライバーを守ることができる装置は存在しない。それは分かっているし、紛れもない事実だ」

「試せる物はいくらでも試して、もっと安全に安全に、安全にしていくべきなんだ」

「ここ数年で、ホイールの連結はかなり強固になった。それでも極度の状況下ではまだ外れてしまう」

「我々が行っているのは、何かが起きる可能性を最小限に抑えることで、すべての安全装置がそれを行っている」

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シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース