ハースとルノー、スーパーソフトを持ち込まず:カナダGP選択タイヤ

アグレッシブなハースとルノーの選択。トップ3チームの選択は似通る

 ピレリは、次のカナダGPに向けて各チームが選択したタイヤのリストを発表した。いつもに増して、今回は非常に特異な選択となった。

 今年のカナダGPには、ウルトラソフト、スーパーソフトそしてソフトの3種類のコンパウンドのタイヤが持ち込まれる。これだけ見ればモナコGPと同じだ。ただ、決定的に違うのが、決勝で使用が義務付けられているタイヤが、ソフトのみだということ(モナコではソフトかスーパーソフトのいずれかだった)。つまりソフト2種類を、決勝まで持っていなければならない(実際に使うのはいずれか1本でいい)。

 このような選択となっているため、2チームがスーパーソフトの持ち込み本数をゼロとしてきた。その2チームとは、ルノーとハースである。

 まずルノーは、ソフトを5セット、ウルトラソフトを8セット、カナダGP用のタイヤとして指定した。つまり、ソフト5セットのうち3セットは、フリー走行でしっかりと試してその特性・反応を確認するためのタイヤだということになる。

 一方のハースは、ソフト3セット、ウルトラソフト10セットという選択だ。つまりソフトにはほとんど余裕がなく、1本(もしくは2本)はフリー走行で使い切ってしまうとしても、あとはウルトラソフトを履いてガンガン攻める、そんな姿勢が見えてきそうだ。

 ソフトを指示されたギリギリしか持ち込まなかったのは、ウイリアムズのバルテリ・ボッタス、トロロッソのふたり、そしてザウバーのふたりの合計5台だ。彼らは2セットのうち1セットはフリー走行で使い、もう1セットを決勝用に新品で残しておく腹積りと見受けられる。ただ、もしかしたら、ソフトを使うのはホンの数周のみで、あとはスーパーソフトとウルトラソフトを多用するつもりだろう。事実、彼らが持ち込むスーパーソフトのセット数は、他よりも若干多めである。

 例えば彼らの場合、Q3進出を逃したマシンの場合は、ソフトでスタートしてすぐにピットインし、あとはスーパーソフトもしくはウルトラソフトを使ったり、セーフティカーやバーチャルセーフティカーをのタイミングのみをソフトで走る……または最後の1周のみソフトを使うという戦略も考えられるかもしれない。

 なお、上位を争うであろう3チームの選択は似通ったモノになっている。ソフトは3もしくは4セット、スーパーソフトは2もしくは3セット、ウルトラソフトは7もしくは8セットである。

 カナダGPの舞台となるジル・ビルヌーブ・サーキットは、路面のミューが低いために、持ち込まれるタイヤこそモナコと同じ組み合わせだが、直線をヘアピンやカーブで繋いだレイアウトであり、パワーが要求されるサーキットだ。そのため、ダウンフォースレベルなど、求められるマシン特性は、モナコとは大きく異なる。

 各チームが持ち込むタイヤの詳細は以下の通り。

Pirelli tire choices per driver
Pirelli tire choices per driver

Photo by: Pirelli

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 カナダGP
サーキット サーキット・ジル・ビルヌーブ
記事タイプ 速報ニュース