バーレーンGP FP2を分析:ライコネンの興味深い走行

メルセデスAMGが速さを見せたバーレーンGPの初日。1発のアタックラップでは、他チームのマシンでは全く太刀打ちできそうもないほど、圧倒的な差をつけての1-2だったが、FP2でキミ・ライコネンが興味深い走行を行った。

 フリー走行2回目で速さを見せたのは、メルセデスAMGの2台だった。しかし興味深い走りを見せたドライバーがもうひとりいる。それは、フェラーリのキミ・ライコネンだ。ライコネンはセッション開始直後からミディアムタイヤ(M)を履いて、早々にロングランを実施。20周の連続走行を行った。1分35秒だい前半で走り出したライコネンは、その後1分36秒台中盤までペースを落とすも、その時点でペースは下げ止まり、このロングランの最終周までほぼ同一のラップタイムを刻んでピットに戻っているのだ。各車の燃料搭載量は不明であるものの、他のマシンのスーパーソフトタイヤ(SS)、ソフトタイヤ(S)でのロングランのデグラデーションと比較すると、ライコネンのM装着時のペースは驚異的とも言える。ちなみに、SSの場合は1周あたり0.3〜0.4秒程度、SでもSSと同程度のデグラデーションが発生している。

 ここから判断するに、Mを履いてこれだけ安定したペースで走れるのであれば、特にフェラーリは決勝レースでもMを活用する作戦を採ってくることは、十分に考えられる。ちなみにフェラーリは、セバスチャン・ベッテル、ライコネン共にMタイヤを3本ずつ持ち込んでいる。対するメルセデスAMG陣営は1本ずつ。つまり、メルセデスのふたりは、決勝でMを使うとしても、事前にその効果を確かめることができない。いくらオフシーズンテストでMを使用して走り込んだとはいえ、コンディションの大きく異なるこのバーレーンで当時のデータをそのまま使えるかどうか? フェラーリとメルセデスAMGのタイヤ選択の違いが、勝敗をどう左右するのか、注目しておきたいところだ。

 その後方は、大混戦の様相である。FP2のタイムシート3番手につけたマクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンは、デグラデーション値こそ他チームより少々大きいものの、十分のポイントを争える戦闘力を発揮しそうだ。この他にウイリアムズ、レッドブル、トロロッソが同等のペースで走行しており、この4チームによる激戦となりそうだ。その中でも、トロロッソはセッション終盤の走行で素晴らしいペースを見せており、一歩抜きん出ているかもしれない。これらに若干離された位置にフォースインディア、ハース、ルノーらがひしめく。バーレーンGPは、そんな勢力図であろうと思われる。

 次の走行セッションは、4月2日(土)の日本時間18時から行われる、フリー走行3回目である。

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 バーレーンGP
サブイベント 金曜日 フリー走行2回目
サーキット バーレーン・インターナショナル・サーキット
ドライバー Kimi Raikkonen
記事タイプ 速報ニュース