ピレリ、構造強化のタイヤをマレーシアで導入することを断念

ピレリはベルギーGPとイタリアGPで試したプロトタイプタイヤの実戦投入を断念したことを明らかにした。

 ピレリは、縁石などから受ける様々な衝撃に対し、耐性を向上させた設計のプロトタイプタイヤを用意、ベルギーGPやイタリアGPで各チームに提供し、実走テストを行った。

 工場でのテストによると、さらに改良したタイヤは”明らかに分かりやすい”ものになっており、高速コースのセパン(マレーシアGP)で改良タイヤを使用した場合でも、実際のパフォーマンスに何の影響が出ないとピレリは公表した。

 しかしいくつかのチームは、そのケースに当てはまらないことが判明した。

 そのため、2016年にこのタイヤを実戦投入することを断念することを決定。しかし、さらに多くの有力な情報を収集することで、それを来季のプログラムに生かすことができると、ピレリは考えている。

「我々は全てのデータを分析した。残念だが、チーム間で何点かデータが食い違っているところを見つけた」

 ピレリのレーシングマネージャーであるマリオ・イゾラは、次のように語った。

「チームからのフィードバックは均一ではなかった。だから我々は、今シーズン末まで現在の仕様のままにすることに決めた」

「私は現在の仕様が安全であることを、改めて表明したいと思う。しっかりテストをこなしてから、新しいプロトタイプを紹介したかっただけで、現状の仕様の安全性に疑いがあったわけではない」

「しかし、このプロトタイプのコンセプトは、来季のタイヤのためにも考えておかなければならないものだと感じた」

「我々は来季のタイヤのために、このアイデアを育てていく。そしてピレリは、2017年のプロトタイプに実際の大きさのタイヤで走行テストをするつもりだ」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 マレーシアGP
サーキット セパン・インターナショナル・サーキット
記事タイプ 速報ニュース
タグ pirelli