フェラーリ、マクラーレン式の技術開発スタイルに変更へ

フェラーリは、離脱したテクニカルディレクターのジェームス・アリソンの代わりに、他のビッグネームを招聘する考えはないと主張する。

 テクニカルディレクターのジェームス・アリソンが離脱したことは、フェラーリにとっては大きな痛手である。そしてドイツGPの結果により、コンストラークターズランキングでレッドブルに先行されてしまったため、シーズンを好転させるための圧力を受けている。

 アリソンの業務を直接引き継いだマティア・ビノットは、空力やシャシー開発の豊富な経験を持ち合わせていない。しかし、チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネは、テクニカルオペレーションに対する新しいアプローチをリードするために、ビノットは最適な人物であると言う。

「彼はチームと共に働き、クルマが改善する手助けをするだろう」とアリバベーネは言う。

「すべての技術者がお互いに話す。しかし、その違いがとても重要なんだ。もう”これは〇〇氏が作ったクルマだ”というようなことはないだろう」

「今後出来上がってくるクルマは、プロジェクトに関わるすべてのグループによる、協力の結果となるだろう」

”ビッグネーム”の存在が、若い芽を摘む 

 フェラーリは当初、かつてチームに在籍していたロス・ブラウン、そして現在はトロロッソに在籍するジェームス・キーにアプローチしていた。しかし、そのどちらも、フェラーリに加入することについては興味を示さなかった。

 アリバベーネは、今後はすべてのエンジニアの意見が取り入れられる構造に計画を変更しつつあると説明する。そして、マクラーレンが採っているのと同じように、数人のキーとなる人物が技術面のオペレーションを率いる、基本構造を形作るという。

「我々は技術面の構造を変更しているところだ。しかし、チームがすでに抱えているエンジニアたちの未開発の能力を理解することができた時、その作業は完了することになるだろう」

 アリバベーネはそう説明している。つまり、チームにいる若いスタッフの能力を見出すことを、促進するということだ。

「我々は、素晴らしい才能を抱えていると思う。しかし、これは自問自答している疑問だが、もし熟練したスタッフを抱えている場合、彼らの才能は出てこられないんじゃないか? もし素晴らしいエンジニアたちが在籍していたとしても、彼らは重要度の低い仕事に時間を費やしてしまっている。そうだった場合は、我々が重要な機会を失っているということは明らかだ」

「我々の役目は、彼らに目標を示すこと、そしてその目標が達成されたことを確認することだ。コンセプトさえ明確であれば、我々は新しいエンジニアを探すために、マラネロの外に目を向ける必要はない。我々は、”巨大な才能”を探しているわけじゃないんだ」

「もし、大きな才能を持つような人物がいた場合、すべての技術陣が彼が言うことに従うのは正常なことだ。しかし、我々はこのような人物を置いていない。我々は新しい基本構造で仕事をし、そしてそのコーディネートを、マティア・ビノットが行うんだ」

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この記事について
シリーズ F1
チーム Ferrari
記事タイプ 速報ニュース