フェラーリ「3ストップは正しい」と主張もライコネンは「釈然としない」

フェラーリは今回の作戦がデータに基づいた正しいものだと考えているが、ライコネンはその作戦に納得できていない様子だ。

 シンガポールGPの46周目にメルセデスのルイス・ハミルトンは、3度目のピットインを行った。それに反応したフェラーリは、キミ・ライコネンをその次の周回でピットインさせた。タイヤ交換を済ませたライコネンがピットレーンから出ようとしているところ、その横をハミルトンが颯爽と走り抜けていった。ライコネンは、ハミルトンのアンダーカットを防ぐための十分なタイム差を持っていなかった。

 それにもかかわらず、フェラーリのチーム代表であるマウリツィオ・アリバベーネは、新品タイヤのためにピットインするよりも、そのままライコネンをステイアウトさせる方がリスクが大きかったと考えている。

「この判断は正しかったと、私は思っている」アリバベーネはそう語った。

「そのままソフトで走り続けていたら、大きなデグラデーションが発生していただろうに違いない。それは彼のレースを酷く悪化させていただろう」

「よって、それを防ぐために対策を考えなければならなかった。我々はデータに基づいた決断をしたまでだ」

「今日のキミは、とっても良い仕事をしてくれた。彼は表彰台に立てなかったが、私は彼のことを素晴らしいと思っている」

 一方、レース後のライコネンは、今回の戦略に不可解な点があり、それが彼のレース結果に影響しているのではないかという、心の中の引っかかりを感じている。今回のレースの勝者、ニコ・ロズベルグ(メルセデス)のように自分もピットインなしに走り切れたのではないかと、彼は考えているのだ。

「僕たちは、今回の結果よりももっと良いところに行けたんじゃないかと思う」ライコネンは語った。

「アンダーカットを防ぐためのタイム差が足りなかったと思う。前に入られて当然だよ。その時、僕にはどうすることもできなかった」

「そのピットインまでは、ルイスとやレッドブル勢とのギャップはなかったと思う。僕たちは良いペースだったけど、レースの最後は、彼らの後ろを追いかけるしかなかった。そしてニコは、僕たちの誰よりも良いペースで走っていた」

「僕たちは4位を獲得した。でもそれは本当に欲しかったものじゃない。僕たちは勝つためにレースをしているんだ。3位、4位は僕たちの望んだ順位じゃない」

「僕はルイスに打ち勝つために、レースをマネジメントしていたんだ。彼がターン7でミスをした後、その後のターン10で戦って勝ったんだ。その後、残念なことに、彼らは僕の先に行った」

「確かに、僕は最後まで走りきれたはずだ。でも後からその出来事について何か言及するなんて、誰にとっても簡単なことだよね」

Be part of something big

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ F1
イベント名 シンガポールGP
サーキット シンガポール市街地コース
ドライバー Kimi Raikkonen
チーム Ferrari
記事タイプ 速報ニュース