ブルツ、ハロ導入延期で”後悔”しないことを願う

GPDA会長のアレクサンダー・ブルツは、ハロの導入を遅らせる決断をしたF1が「激しい後悔」にさらされることがないよう願っている。

 GPDAとその会長であるアレクサンダー・ブルツは、F1の危険性を最小限に抑えるため、ハロの開発に強い関心を示し、そのデバイスを来年導入することに賛成する立場を取ってきた。

 しかし木曜日、ジュネーブで行われたF1ストラテジー・グループの会合において、ハロの導入が延期されることが決定した。

 この決定に対し、ブルツは深く失望していると言う。そしてブルツは、F1が「未知の領域」に足を踏み入れていると考えており、来年ハロが貢献する可能性がある大きな事故が起きないことを願っている。

「私の個人的な見解は、FIAモータースポーツ評議会が批准したならば、今日のストラテジー・グループの決定がハロに対してその票数以上の意味を持ち、そして頭部保護システムの導入の遅れの原因となるということを意味するということだ」とブルツはmotorsport.comに対して語った。

「今回の決定は、多くの点で未知の領域をF1にもたらす。この決定の裏にある理由が明らかになるのを待とうじゃないか。しかし今のところ、この決定は『ビジネスが第一、そして安全は二の次』になっているように見える」

安全上の利益

「ハロの外観は、確かに美しくない。しかし、専門家によって行われた実験では、ドライバーの命を救う能力を持っていることが証明されている」

「FIAの安全面の専門家による発表によれば、システムが使用する準備ができていると理解していた。そして、来季のマシンがハロのコンセプトに沿って設計されていることを理解していた」

「もちろん、継続的に改善する必要があるだろう。この中には外観の改善、そしてより効率的なモノとするために、より適した高度な技術と材料を使用することも含まれる」

「私は、ハロを安全に使い始めることができたと信じている。だから、ハロを採用せず、ドライバーの安全性を信任する議論がなされないということは、F1にとって驚くべきことだ」

「今日の決定が、後悔することに繋がらないことを願っている」

リスク要素の削減

 一方、ハロを導入することで、F1から”危険性”という魅力を奪うことになるとの提案がなされているが、ブルツはこれに異を唱え、そしてファンがF1に興味を持つために改善できるその他の側面があると考えている。マシンの安全性を高めることで、スピードを上げることができると主張しているのだ。

「ハロやその他の安全に伴う開発は、ドライバーの勇気を奪うこととは別だ」と彼は言う。

「今もまだ、世界最高のドライバーを倒すためには、世界最高のスキルを必要とするからね」

「我々が安全なクルマを持っていれば、このスポーツの持続性に対して良いだけではなく、より速く、よりアグレッシブなレースをすることができるということも意味するかもしれない」

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この記事について
シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース
タグ halo