マッサのコラム:最初の交換でミディアムを履けばよかった

Motorsports.comだけがお届けするフェリペ・マッサの最新コラムでは、バクーの壮観な市街地コースで初めて開催されたF1グランプリについて振り返ってもらう。

 バクーに着いた時は、F1に関わる誰もが好奇心でいっぱいだったと思うよ。新しいコースがどんなかを知るのは、いつだって大変なことだし、市街地コースなら尚更だ。

 金曜日のフリー走行ではブレーキングに問題を抱えていたから、レイアウトに関する第1印象は最高とは言いがたいね。狭いコースとしては理想的ではなかったよ。トラクションがひどかったから、タイヤに熱を入れるのにかなり苦労した。

 金曜日から土曜日にかけて、ウイリアムズ・マルティニ・レーシングの誰もが一生懸命作業に取り組んだ。セットアップの変更がすべて期待通りの結果をもたらしてはくれなかったけれど、予選を前にしてマシンの扱いやすさは格段に良くなっていた。

 最終的に5番グリッドを獲得できたことに満足している。ロングストレートに入る前の最終コーナーでのミスがなければ、あと0.2秒くらいは速いタイムを出せたはずだよ。

タイヤ戦略

 予選の流れが良かったから、決勝では良い結果を出せるかもしれないと信じる事が出来た。いざ決勝が始まって最初の数周を走り終えた時に、この気持がもっと強くなっていった。タイヤの調子は良かったし、僕はダニエル・リカルドとキミ・ライコネンに引けをとらないぐらい速かったんだ。でも次第にリヤタイヤがグレイニングし始めて、タイムを出せなくなってきた。リカルドも同じ問題に苦戦して、レッドブルはミディアムタイヤに変える事で解決したんだ。

 僕たちはソフトのままで続行したんだけど、その時はそれが正しい選択だと思っていた。でも残念ながらそれは間違いで、ペースは落ちて行く一方だった。もし時間が戻せるなら、最初からミディアムタイヤを選ぶだろうね。

混乱はなかった

 結果的に、10位に入って1ポイントを獲得する事ができた。数台しかリタイアするマシンがいなかった事を考えれば、かなり良い結果だと言えるよ。

 決勝の前に行われたGP2の2レースを見た時に、完走できたマシンが少なかったから、保守的なアプローチが必要だと確信したんだ。でも、僕だけじゃなくて、ライバルたちも同じ事を考えてたって訳さ。決勝では大したドラマはなく、18人のドライバーたちは大きなミスもなくフィニッシュラインを超える事ができた。

 週末にかけて、バクーの新しい市街地サーキットについて多くのことが語られた。特にメインストレートの最後に出るトップスピードについてね。個人的にはスピード自体が問題だとは思わない。去年のメキシコではとても高い最高速度が出たけれど、それはとてもスムーズなアスファルトのコースでのことだからね、問題はなかった。それに対してバクーでは多くのバンプがあり、それが少し危険を高めていたよ。

ピットストップの記録

 話題を変えよう。このコラムでも今年の我がチームの”ボーイズ”のピットストップにおける活躍について何度か触れて来た。バクーでは、我々の計算では1.89秒という新記録を叩き出した。オフィシャルによると1.92秒だったけれど、それでもオフィシャルのタイ記録となる素晴らしい記録だった。

 去年は決してタイヤ交換が速いチームではなかったんだ、過熱されたナットの取り外しに苦労していたからね。

 冬の間、チームはタイヤ交換の機器とピットスタッフの訓練に巨額の投資をした。結果は素晴らしいパフォーマンスに表れているね。たが、チームはまだまだ改善できると考えているんだよ!

 次はオーストリアだ、何が起こるか興味深いね。2年前に最後のポールポジションを獲得したコースだし、いつも大きな期待を抱いて向かうコースなんだ。

 ライバルであるレッドブルとフェラーリは、今シーズン手強いことは分かっているけれど、それでもレッドブルリンクは我々にとって相性の良いサーキットなんだ。さらに今年は新しいアスファルトが舗装されたようで、楽しみだね。DTMのレースを見ると、ラップタイムは去年との比較で2秒程度短されるなるだろうし、速い時計が期待できるはずさ!

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 ヨーロッパGP
サーキット バクー市街地
ドライバー Felipe Massa
チーム Williams
記事タイプ 速報ニュース