リカルド「日本のおもてなしの心が好き」レッドブル日本GP直前インタビュー
レッドブルのふたりが、日本に対する印象や今週に控えた日本GPに対する意気込みを語った。
Daniel Ricciardo, Max Verstauen, redbull
今週のF1日本GPに備えて、F1ドライバーたちも続々と日本に集まってきている。マレーシアGPで白熱したバトルを繰り広げ、1−2フィニッシュを遂げたダニエル・リカルドと、マックス・フェルスタッペンも来日。レッドブル・ジャパン本社で会見に臨んだ。ふたりはインタビューの間、ソファでお互いマシンの間に壁を作る練習などをしながら、終始和やかな様子だった。
一昨年、マックス・フェルスタッペンは、当時はテストドライバーとして日本GPで初めてF1マシンを走らせた。今回はレッドブルのレギュラードライバーとして、デビューサーキットに戻ってきた心境について語った。
「今、日本で良い時間を過ごしているよ。鈴鹿に戻ってくるのも楽しみにしていたんだ。鈴鹿はミスを許されないコースレイアウトだけど、今週末のレースを楽しみにしているよ」
前回のレースのマレーシアGPでは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルに衝突されるなど、厳しいレースだったが、しっかりと2位でフィニッシュ。このレースについてフェルスタッペンは振り返った。
「マレーシアGPはレッドブルにとっていいレースだったね。ベストを尽くすことができてよかった。思い出深いものになったよ」
「アグレッシブだと言われようとも、僕は自分の走りを変えるつもりはない」
また、フェルスタッペンは9月30日に19歳の誕生日を迎え、母親からiTunesカードを貰ったエピソードを語るなどリラックスした表情だった。
一方、マレーシアGPで一昨年のベルギーGP以来の優勝を果たしたリカルドは、その日の夜について語った。
「普段、レースが終わった後の飛行機の中ではぐっすり眠れるんだけど、今回はなかなか眠れなかった。その勝利に浸ったよ」
「マレーシアGPで何か特別変えたことはなかった。常にベストを尽くしてきた」
「シューイは、シューズが汗っぽくてあまり美味しくはなかった。(ニコ・)ロズベルグ(メルセデス)も言っていたよ。でも、勝利の味だね」
日本文化に興味津々?
日本の文化について話題が移った途端、笑顔で応えたリカルドは日本に対する印象を語った。
「友達に日本のレースを見に来るようによく勧めるんだ。言い表せないけど日本のファンの熱は本当にすごいからね。あと、僕は日本人のおもてなしの心が好きなんだ。いつでも食べ物や人に対するリスペクトの気持ちがあって凄いと思う」
「大人になってから、異国の文化にも興味が出たんだ。最近のマイブームは魚料理だよ。ある寿司屋に行きたかったんだけど予約が埋まっていた! だから来年の席を予約をしてきたんだ」
またリカルドは、来日後に日本のウイスキーである『響(サントリー)』の17年モノに舌鼓打った話をするなど、日本の食文化にどっぷりハマっているようだった。
雨予報の日本GPが好機となるか
また、今週に控えた日本GPはウエットになるという予報に対して、レッドブルは準備万全を期しているとリカルドは応えた。
「雨が心配だけど、降ったとしてもメルセデスに予選から良いプレッシャーを与えていけるはずだ。それができることで今後のチャンピオンシップの展開も変わってくると思う。連勝するのは難しいことだけど、鈴鹿はきっと良いレースになる」
現在ふたりの年間ポイントは、リカルドが204ポイントで3位、フェルスタッペンが147ポイントで6位につけている。特にフェルスタッペンは、5位のフェラーリのベッテルに対し6ポイントと僅差。今回の日本GPの結果次第では、入れ替わる可能性も大いにありそうだ。また、レッドブルとフェラーリのポイント差も46ポイントで、レッドブルがリードしている状況。コンストラクターズ選手権の2位争いも、シーズン終盤に向け熾烈になっていきそうだ。
レッドブルは雨に強く、前回のマレーシアGPよりも日本GPは優位なレースになると意気込むリカルド。果たしてレッドブルはどのような戦いを見せてくれるのだろうか?
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments