リバティ・メディア「F1をギャンブルとして活用するのは、将来のF1の収益増に繋がる」

リバティ・メディアのCEOであるグレッグ・マフェイは、今後のF1経営方針について語った。

 リバティ・メディアのCEOであるグレッグ・マフェイは、F1の開催権や放送権、スポンサーシップはF1の収益の増加に貢献することができると話した。その上で、大きくF1の増益を支えていくのは、デジタル面からの収入になることを強調している。

 またマウェイは、F1をギャンブルとして活用し、収益化にすることを目論んでいる。それはまだ、F1が踏み出していない領域の話だ。

 新しいF1の会長であるチェース・キャリーは、F1の指揮を執るバーニー・エクレストンと共に、F1を率いていくことになる。その中でマウェイは、総監督として他社のビジネスとF1を繋ぐ架け橋的な立ち位置になるようだ。

 彼は今週の木曜日、リバティ・メディアが計画しているF1経営方針について、最新の詳細情報を語った。

「多くの機会がビジネスを成長させる。私はそこに次のチャンスがあると思う」マウェイは話した。

「手始めにF1の放送権は、最大の収入源になる」

「チェース・キャリーは豊富な経験の持ち主だ。スポーツやメディアの特性、そのふたつの交点を管理する役割の適任者として、彼以上の人材を見つけるのは難しいだろう」

「私は、ブロードキャストストリームとして成長する機会があると思っている。無料放送から有料放送に移行することで、多くの潜在的なチャンスを掴めるのだ。例えば英BSkyBが放映権を取得した際に、イギリスではそのようなことが起きた」

 またマフェイは、エクレストンのF1スポンサー関連の業務に従事するスタッフが少人数部隊ということから、F1はより多くの公式スポンサー契約を取ることができる可能性について強く指摘した。

「F1は17つのスポンサーを持っていて、3人のF1のスポンサーシップ関連の業務に携わっているスタッフがいる。それは野球のメジャーリーグとはとても対照的だ。我々が(アトランタ)ブレーブスのビジネスに携わっていた時は、アメリカだけで75のスポンサーが付いていた」

「後援組織に投資し、スポンサー活動を活発化させることに、成長のチャンスがあると睨んでいる」

F1カレンダーの”拡張”

 マフェイは、現在F1カレンダーで予定されている21レースを拡張することができること、また、”より魅力的な”レース会場を設置することで、放送局やスポンサーのニーズに多く寄り添えることができることを示唆した。

「F1は、21カ所のレースを計画している状況だ。長期的な展望だが、ある策によってより発展していくことができるチャンスがあると思っている。それは、いくつかの会場のF1開催費を高く設定し、レース会場の母数を増やすことだ。これにより、増収のチャンスがあると思う。これは、長期的な放送権収入と、スポンサー収入にの可能性にとって魅力的だ」

「明瞭な方向性としては、短期的にではあるがアジア、将来的にはラテンアメリカ、そして長期的には北米の特にアメリカに可能性があると思う。これらの地域で私たちは勢力を伸ばしきれておらず、収益を取りきれておらず、すべてにおいて何も手をつけられていない」

「それは数週間で解決するような問題ではないが、とても興味深い長期的なチャンスだと私は思う」

 アメリカでの新しいレース会場の展開について、彼はある考えを述べた。

「アメリカでのレースは自然な魅力を持っているだろう。私はマイアミがいいと思うが、ラスベガスも長期的に見るととても興味深い。しかし、それも数週間で解決するようなものではない」

「チェイスとリバティが、ともにアメリカの人物であり、会社であることに期待している。そして、我々はそのプロセスを支援することができる。これは簡単なことではないが、長期的な展望からすると未開発かつ大規模なマーケットである」

デジタルテクノロジーが発展への”鍵”

 必然的にマフェイは、デジタルの3つの要素が主要な収益源になることを強調した。

「F1の収支において、デジタル分野の収入は1%未満の状況だ。今までのF1は、デジタル方面では何も手をつけられていない。私は、VR(バーチャルリアリティ)やAR(拡張現実)など、ゲームの周辺にあることにまだやるべきことがたくさんあると思う」

「ファンには開示することなくお蔵入りになっているレースに関する膨大なデータやビデオ映像を持っている。また、ギャンブル関連にチャンスがある」

「アメリカ以外でも莫大なスポーツ賭博が存在するのだから、我々も活用しない手はないだろう」

「私は、デジタルを通じF1を楽しむ方法があると考えている。デジタル業界にまだ多く知られていない我々のデータを提供していくことで、他の分野を強化していくことができる。それは将来のF1の発展の一部になると思う」

「それは消費者に直接的なアプローチをしていくことになるだろう。それを強化していき、従来の放送局とも精力的に働いていく必要がある。しかし、F1にはそれを可能にする多くの材料が揃っていると私は考えている」

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この記事について
シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース
タグ liberty