レッドブル「メルセデスに勝利をプレゼントしてしまった」

ピットストップのミスでモナコGPの勝利を失ってしまったレッドブルのダニエル・リカルドは、チームに対して激怒した。

 ポールポジションからスタートしたリカルドは、第1スティントをリードした。その後リカルドは、ウエットタイヤからインターミディエイトに交換したことで、ハミルトンの後方になった。ただこれは、ハミルトンがインターミディエイトを履くことを選択せず、ウエットタイヤのままステイアウトしたことが要因だった。

 リカルドはすぐにハミルトンの背後に追いついた。そしてハミルトンはドライタイヤに交換することを選択。リカルドはこれに反応し、非常に速いペースで周回し翌周ピットイン。これにより、ハミルトンの前に出るのは確実とみられた。

 しかし、レッドブルのメカニックはリカルドのタイヤを用意しておらず、タイヤ交換に非常に時間がかかってしまい、コースに復帰した際には再びハミルトンが前。その後、リカルドはハミルトンを攻め続けるが、チェッカーフラッグまでハミルトンの後塵を拝することとなってしまった。

 レース後、リカルドの無線交信が世界に向けて放送された。リカルドはその無線でチームに対してこう言った。

「とにかく黙ってくれ。何かを言ったって、良くなるわけじゃない。黙ってろ」

僕の選択じゃない

 リカルドは表彰式後のインタビューで、次のように答えた。

「正直に言えば、レースについてコメントしたくはない。ファンには感謝している。最後までありがとう」

「外から見れば、これはショーだ。でも、あんな風にエキサイティングになるべきじゃない。僕は2レース続けてやられてしまった」

「僕はピットに呼ばれたんだ。僕のコールじゃない。彼らは準備を完了させておく必要があった。それは痛い。何も言えることはないよ」

「僕らにはスピードがあった。ウエットのコンディションでは引き離し、インターに換えるためにピットに入り、ルイスとのレースに持ち込んだけど、それは必要なかったんだ。僕はどんなコンディションでも一番速いと感じていた。2位というポジションは、その全てを示したものじゃない」

ヒューマンエラーだった

 レッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、チームが勝利を諦めたことを認め、リカルドにできることは「謝罪する」ことだけだと語った。

「我々はメルセデスに勝利をプレゼントしてしまった」とマルコ。

「残念ながら多くの誤解があり、正しいコミュニケーションが取れなかった」

「我々は調査を行い、何が起きたのかを見つけるつもりだ。しかし、それはヒューマンエラーだった」

「我々はチェックし、調査をした後、より多くをお知らせできると思う」

「(リカルドには)本当に申し訳ないと感じている。今、彼に対してできることは、とにかく謝ることだけだ」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 モナコGP
サーキット モンテカルロ
ドライバー Daniel Ricciardo
チーム Red Bull Racing
記事タイプ 速報ニュース