元チーフエンジニア「フェラーリはもはやチームではない」

昨年フェラーリを離脱した元チーフエンジニアのルカ・バルディセッリは、フェラーリは「怯えた人々の集団」だと話した。

 2015年に3勝を挙げ、今年はタイトル争いを目標にしていたフェラーリは、今年は苦しいシーズンを送ってきた。

 そのフェラーリは、今シーズンはまだ勝利を挙げられておらず、コンストラクターズ選手権でもメルセデスとレッドブルに次いで3位につけている。

 また、テクニカル・ディレクターのジェームス・アリソンの離脱に伴い、シーズン中に人事異動を行っている。

 昨年限りでフェラーリを去った元チーフエンジニアのルカ・バルディセッリは、フェラーリのスタッフは怯えながら働いていると話した。

「残念ながら、(セルジオ)マルキオンネも(マウリツィオ)アリバベーネも、レースの経験がない。今日のスクーデリア(フェラーリ)には、レースという文化がない」とバルディセッリは、コリエーレ・デロ・スポルトのインタビューに答えた。

「彼らはもはやチームではない。怯えた人々の集まりだ」

 チームを離脱して以来、フェラーリのヤングドライバーアカデミーを指導していたバルディセッリは、「チームには恐怖感が漂っている。スタッフは、ひんしゅくを買うのを恐れて、リスクを犯さない」と話した。

 テクニカル部門の人事異動によって、フェラーリは上層部のスタッフともより対等な関係になったというが、バルディセッリはこの決定を支持していない。

 このチーム構造に関しては、「何の意味もない」と彼は言う。

「F1チームにおける一連の統率は、もっとフラットにならないといけない。今はまるで軍隊のようだ」

「ナンバー1チームはそのやり方を示し、人々のやる気を起こし、決定を下す。もしミスを犯しても、解雇されるべきではない。アリソンの時はそうだった。大きな損失だ」

 1月にフェラーリを去ったアリソンに代わって、現在はマティア・ビノットがチーフテクニカルオフィサーを務めているが、ビノットはテクニカル部門を統率するのに理想的な人物ではないとバルディセッリは考えている。

「マティアは、人々をやる気を起こす方法を知っているし、彼には豊富な経験もある。でも彼はテクニカルディレクターではない」

「彼はマシンをデザインできないし、シャシーやエアロダイナミクス、メカニカル面に関する深い知識を持っていないことも自分でわかっている。でも、彼は良いチーム代表にはなれるだろう」

 またバルディセッリは、非常に苦しいシーズンを送っているセバスチャン・ベッテルを復活させる必要があると語った。

「(キミ)ライコネンは昨年よりも良い仕事をしているが、ベッテルはかなり悪くなっている」

「フェラーリはベッテルを復活させ、少なくとも短期間で、上位でレースをさせることが重要だ」

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この記事について
シリーズ F1
チーム Ferrari
記事タイプ 速報ニュース