早ければスペインGPで、クビアトとフェルスタッペンがトレード?

ダニール・クビアトは、早ければスペインGPにもトロロッソに降格させられ、代わりにマックス・フェルスタッペンがレッドブルのシートに収まる可能性がある。これはロシアGPの彼のミスの後、レッドブルによって検討しているオプションのひとつであるという。

 レッドブルは、ロシアGPでの1周目に起きたクビアトとセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の2度にわたるクラッシュに対し、どういう対応をするべきか、検討しているという。

 ロシアGPの1周目、2コーナーのブレーキをミスしたクビアトはベッテルに追突し、その弾みでベッテルはダニエル・リカルドと接触。両者ダメージを負った。さらにその直後の3コーナーで、クビアトは再びベッテルに追突し、彼をリタイアに追い込んだ。この結果、レッドブルはロシアGPで無得点に終わり、フェラーリに19ポイント遅れを取った上、ウイリアムズにも6点差まで詰め寄られてしまった。

ヘルムート・マルコは激怒

 この結果に激怒したのは、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコである。マルコはクビアトを会議のために召喚する事を、レース後に明らかにしていた。

「ブレーキングを遅らせすぎたことで、前のクルマに追突してしまった1回目の事故は、彼の母国の観衆前では許されるかもしれない。しかし、2回目のクラッシュは許されるものじゃないね」とマルコは言う。

「悲しいのは、ベッテルとリカルドのレースを台無しにしただけでなく、自らのレースも台無しにしてしまったことだ。余計なピットストップを追加しなければならなかったからね。レッドブルにとっては、災難な1日だったよ」

 マルコは付け加える。

「少し冷静になろうじゃないか。我々はこの件について、今週1週間話をするつもりだ」

レッドブルの選択肢

 コンストラクターズチャンピオンシップにおいて、これ以上多くのポジションを失うことができないことを、よく理解しているレッドブルは、クビアトがシートにとどまり続けることでロシアのような事件が繰り返されるのなら、クビアトに対して警告を提示するかもしれない。

 スペインGPでのクビアトのパフォーマンスが失望をもたらすものであった場合、レッドブルは移籍させる前に、スペインGP後のバルセロナテストで、フェルスタッペンにステアリングを託し、最終判断を下すものとみられていた。

 しかし、現在レッドブルが検討しているアイデアのひとつに、即時シートを交換するという内容のモノがあることがわかった。これは、フェルスタッペンがレッドブルに昇格し、クビアトがトロロッソに降格することを意味する。

 ただこの処分は恒常的なものではなく、クビアトの自信を取り戻すための処置という可能性もある。つまり、1レースのみ、クビアトをトロロッソに降格させるというわけだ。

 レッドブルにとっての問題は、これまでのクビアトのキャリアに多額の投資をしてきたため、すぐにクビアトのキャリアを危険に曝したくはなく、彼をF1から完全に追放することもしたくはないということだ。

 トロロッソへの降格処分は、クビアトが高い競争力を持っており、彼への評価を再構築することになるかもしれない。しかし、レッドブルが2017年の計画についての意思決定を行うにあたり、フェルスタッペンの評価を助ける絶好の機会ともなるであろう。

 水曜日にクビアトの件についてのコメントを求めた際、レッドブルは全く返答しなかった。

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー Daniil Kvyat , Max Verstappen
チーム Red Bull Racing , Toro Rosso
記事タイプ 速報ニュース