早期のPU決定はトロロッソにとって大きな利点

トロロッソのテクニカルディレクターであるジェームス・キーは、来シーズンに使う予定のパワーユニットがすでに決まっていることは、大きな利点であると語る。

 トロロッソは、今季使用するパワーユニットがフェラーリ製になることを、昨年末にようやく確定することができた。そのため、今季のSTR11は当初、フェラーリ製パワーユニットを搭載するようには設計されておらず、その対応に苦労した。

 ただし今年の5月、トロロッソはレッドブルと共に来季ルノー製パワーユニットを使用する契約を締結。わずか1年限りで、再びルノーユーザーに戻ることになる。

 トロロッソのテクニカルディレクターであるジェームス・キーは、非常に短い期間で今季のフェラーリ製パワーユニットを搭載するように設計を変更することは、非常に困難な作業だったことを認める。そして、すでに来季のパワーユニットが決まっているということは、来シーズンに向け大きなメリットになると考えている。

「非常に大きいね。どのように大きいかを申し上げるのは、難しいが……」とキーはmotorsport.comに対して語った。

「現時点で来季のパワーユニットが決まっているということは、実に幸せだよ。その点、このクルマ(STR11)は実に厳しかった」

「フェラーリ製のパワーユニットを使うことが決まったのは、非常に遅いタイミングだった。我々は彼らのパワーユニットについて何の情報も持っていなかったので、12月に彼らと会い、そして議論したんだ。非常に遅かったね」

「実際には、パワーユニットの取り付けについては、我々自身で構造物を構築しなければならない。それが今は非常に複雑なんだ。そしてそれが問題の原因となっている。良いクルマはパワーユニットとの整合性がベースになっているんだ」

妥協の産物だったSTR11

 今年のSTR11は、フェラーリとの契約締結が遅れたことにより、必然的にポテンシャルが損なわれてしまったとキーは認める。

「我々はその影響を最小限にしようとした。しかし、必然的に影響があった」とキーは言う。

「今年の初めには、マシンは少し重すぎた。そして、冷却に関しても問題があったんだ」

「その他にも多くのモノが最適ではなかった。そして幾つかの部分は推測で進めなければならなかった。それには多くのコストがかかったんだ。短い期間でこれらのことを行うには、多くのお金がかかるものだ」

「伝えるのが非常に難しいことがたくさん、たくさんある。でも、コース上でのマシンを見た時、実際にそのクルマが良くないことを知った。幾つかの妥協があったからね」

 キーは、トロロッソは2017年シーズンの挑戦者となるべく、素晴らしい進化を遂げていると付け加えた。しかし、来季に向けては大きなレギュレーション変更が行われるため、予測するのは非常に難しいことも認める。

「大丈夫だと思うよ」とキーは言う。

「我々は今、スケジュールを整理しているところだ。そして、何かを見つけるたびに、スケジュールを変更していく」

「多くの人々が、2017年マシンを造り上げるに当たって、今非常に多忙な時期を過ごしているということを知っている。どのように進めているかを申し上げるのは、非常に困難だ。なぜなら、他の人たちが新しいレギュレーション下でどのようなことをやっているのかは、私にはわからないからね」

「理解する上で最も難しいのは、このように大きな規則変化で、マシンがどう変化するかということだ。この段階でそれをお伝えするのは、実に難しい」

「何が2017年用の良いマシンを生み出すかということを理解し、それに沿って物事を進めている。そして我々がそれを達成できるかどうか見てみようと思う」

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この記事について
シリーズ F1
チーム Toro Rosso
記事タイプ 速報ニュース
タグ james key