無線通信の内容はほぼ”無制限”に。しかし完全公開を義務化

木曜日にジュネーブで行われたF1ストラテジー・グループの会合で、無線通信の取り締まりを緩和することが合意された。

  金曜日の朝、F1のレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングから各チームに送られた文書によれば、無線通信の内容がほぼ”無制限”になったことが明らかになった。

 このような決定が下された背景には、「ファンや観客に、改良されたコンテンツを提供するため」という目的がある。

 技術的な指示についてホワイティングは言う。

「フォーメーションラップのスタートから、レースのスタートまでの間を除き、メッセージをドライバーに与えることができる。そのメッセージをチームがラジオやサインボードのいずれかを通じて送信することに制限はない」

 この変更は、ドイツGPのフリー走行1回目から採用されている。

 また文書でホワイティングは、フォーメーションラップでの無線内容については制限が加えられるものの、以下の内容のメッセージは許可されるとしている。

・クルマに問題が発生したという指示を送る場合、その周の最後のピットに入ることを指示する、取り消すことのできない内容を含む必要がある。

・クルマのボディワークのダメージに関する情報

・ドライバーのデフォルトを選択する命令。これは、センサーやアクチュエーター、そしてコントローラなどが劣化もしくは故障が検出され、車載のソフトウエアによって処理されなかったために起きた機能の損失を軽減するための内容に限られる

・競争相手のマシンに存在する問題について

・レース進行についての情報(レーススタートの中止または他の同様の命令。さらにレースコントロールからの情報)

・レースコントロールのからの情報を伝達すること(最後のクルマがグリッドの位置を上げるなど、フォーメーションラップの最後にドライバーに対して伝えられることも含まれる)

・特定のコーナーにあるオイルやデブリ

プライバシーボタン

 チームは無線指示の自由化を得た代わりに、ドライバーに対して個人的に話をすることができないようになる。

 チームはこれまで、無線通信の内容を秘密にしておくため、放送で公開されることの内容「プライバシー」ボタンを使用することができた。しかし今回から、それは許されず、全ての無線通信内容を提供しなければならなくなった。

「マシンがガレージの外に出ている間は、そのラジオメッセージに無制限でアクセスできる」

 この決定は、無線の制限に反対を訴えているファンに対し、多くの情報とエンターテインメントを与える助けとなることが期待されている。

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 ドイツGP
サーキット ホッケンハイム
記事タイプ 速報ニュース
タグ charlie whiting, team radio