F1アメリカGP FP1:互いにしのぎ合うメルセデス。トップタイムはハミルトン

アメリカGP FP1で、メルセデスのハミルトンがソフトタイヤで同僚のロズベルグの0.3秒を上回り、トップタイムを記録した。

 アメリカGPの金曜日のフリー走行1回目は、現地時間10時(日本時間0時)よりスタートした。気温18℃、路面温度22℃というコンディションで、少しずつ気温が上昇している。昼夜の気温差が激しいのがオースティン・サーキットの特徴だ。

 今回のFP1では、ウイリアムズのバルテリ・ボッタスはハロを搭載しテストした。これまで各チームがハロをテストした際にはカーボン地の無塗装のものだったが、ボッタスのマシンに取り付けられたそれは、クルマのカラーリングに合わせてホワイトで塗られている。

 なおフォースインディアはセルジオ・ペレスのマシンにアルフォンソ・セリスを、マノーはジョーダン・キングをパスカル・ウェーレインのマシンでドライブさせた。

 FP1がスタートして、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがコースイン。その後にマノーのエステバン・オコンが続く。3分後にメルセデス勢もコースイン。ルイス・ハミルトンは、スタート練習からのコースインだ。レッドブルのマックス・フェルスタッペンもコースインする。彼はマシンの左右にデバイスを取り付け、気流のチェックを行っている。

 各車なかなかタイムを記録しない中、セッション開始20分後に、フェラーリのキミ・ライコネンがユーズドのソフトタイヤで1分42秒738を計測。その後にマクラーレンのフェルナンド・アロンソが1分42秒774を記録する。

 セッション開始27分後に、スーパーソフトに履き替えたメルセデス勢がタイムアタックを開始した。ロズベルグは1分40秒223をマークしたが、ハミルトンは1分39秒246とそれを上回った。

 その間、セクター1でルノーのジョリオン・パーマーがスピンを喫し、コースオフした。タイムアタックしていたベッテルは、そのパーマーに引っかかってしまいタイムを伸ばすことができなかった。その3分後に、ウイリアムズのフェリペ・マッサがソフトタイヤで1分40秒844をマーク。トップのメルセデス勢から約2秒落ちだ。

 セッション開始35分で、フェルスタッペンがミディアムで1分40秒983をマーク。その後にリカルドもミディアムで1分40秒802を記録した。一方、スーパーソフトで走行を続けるメルセデス勢。ハミルトンは1分38秒701をマークしトップタイムを更新した。

 セッション開始40分、全てのドライバーがタイヤ返却のためにピットインする。

 セッション終了45分前で、マクラーレンのジェンソン・バトンはコースを独占しながらタイムアタック。ミディアムタイヤで1分41秒663、トップタイムのハミルトンから約2.9秒落ちのタイムだ。

 セッション終了37分前で、ソフトタイヤを履いたロズベルグが1分37秒743でトップタイムに躍り出た。その後を追うようにハミルトンもソフトタイヤでコースインする。

 一方のレッドブルはセッション後半もミディアムタイヤを投入。つまり彼らは、このセッションで2セットのミディアムを消費したことになる。レッドブル勢はミディアム4セットをこのアメリカGPに持ち込んでおり、これは上位勢では最も多い数である。フェルスタッペンはこの2セット目のミディアムで1分39秒379をマーク。リカルドも1分39秒963を計測した。

 セッション残り29分でハミルトンが1分37秒428を記録し、ロズベルグのタイムから約0.3秒差をつけた。

 セッション残り26分で、トロロッソのダニール・クビアトはスピンを喫しコースオフする。またザウバーのマーカス・エリクソンがギヤを1速にスタックさせて低速走行。エリクソンはなんとかピットまでマシンを運んでいくことになる。

 さらにベッテルは最終コーナー縁石に乗った際に、マシン下部のフィンが外れて飛んでしまう。そしてこのフィンが自らのマシンの右ミラーを直撃し破損。彼は片手で壊れて外れかけたミラーを押さえながらピットに戻った。なお、ベッテルのマシンから外れたフィンがコースのライン上に落ちてしまっており、これをピックアップするために、一時的にバーチャルセーフティカーが発動された。

 2分後にバーチャルセーフティカーが解除されると、メルセデスとフェラーリはソフトタイヤ、レッドブルはミディアムタイヤでロングランに入った。

 セッション残り3分で、ハースのグティエレスがコースイン前にトラブルを抱え、チームがマシンをピットに戻した。その後ろでコースインを待っていた同僚のロマン・グロージャンもエンジンがストップし、同様にピットに戻った。

 FP1ではメルセデスとフェラーリがソフトタイヤで最速タイムを記録したのに対し、レッドブルがミディアムタイヤで好タイムを叩き出している。そして、レッドブルはミディアム、フェラーリはソフトタイヤだけを試したが、ベストタイムはレッドブルのフェルスタッペンがフェラーリ2台を上回った。これが何を意味するのか、今後のセッションに注目が集まる。

 また、フォースインディアのニコ・ヒュルケンベルグやウイリアムズのボッタスも、トップ3チーム勢のタイムに絡んでおり、彼らの戦闘力も気になるところだ。

 次のFP2は、日本時間午前4時よりスタートする。

ClaDriverChassisEngineLapsTimeGapInterval
1  Lewis Hamilton  Mercedes Mercedes 25 1'37.428    
2  Nico Rosberg  Mercedes Mercedes 27 1'37.743 0.315 0.315
3  Max Verstappen  Red Bull TAG 28 1'39.379 1.951 1.636
4  Kimi Raikkonen  Ferrari Ferrari 21 1'39.407 1.979 0.028
5  Nico Hulkenberg  Force India Mercedes 27 1'39.712 2.284 0.305
6  Valtteri Bottas  Williams Mercedes 30 1'39.776 2.348 0.064
7  Daniel Ricciardo  Red Bull TAG 26 1'39.963 2.535 0.187
8  Sebastian Vettel  Ferrari Ferrari 15 1'39.988 2.560 0.025
9  Daniil Kvyat  Toro Rosso Ferrari 16 1'40.131 2.703 0.143
10  Carlos Sainz Jr.  Toro Rosso Ferrari 26 1'40.140 2.712 0.009
11  Felipe Massa  Williams Mercedes 27 1'40.191 2.763 0.051
12  Felipe Nasr  Sauber Ferrari 16 1'40.287 2.859 0.096
13  Fernando Alonso  McLaren Honda 26 1'40.362 2.934 0.075
14  Romain Grosjean  Haas Ferrari 15 1'40.826 3.398 0.464
15  Esteban Gutierrez  Haas Ferrari 15 1'40.970 3.542 0.144
16  Marcus Ericsson  Sauber Ferrari 17 1'41.170 3.742 0.200
17  Alfonso Celis Jr.  Force India Mercedes 27 1'41.422 3.994 0.252
18  Jenson Button  McLaren Honda 21 1'41.663 4.235 0.241
19  Kevin Magnussen  Renault Renault 22 1'41.942 4.514 0.279
20  Jordan King  Manor Mercedes 29 1'42.012 4.584 0.070
21  Jolyon Palmer  Renault Renault 31 1'42.332 4.904 0.320
22  Esteban Ocon  Manor Mercedes 27 1'43.874 6.446 1.542

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 アメリカGP
サーキット サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
記事タイプ フリー走行レポート