F1イタリアGP FP2:メルセデスが脅威のロングラン。ライバルを置き去りに?

F1イタリアGPのフリー走行2回目が行われ、ルイス・ハミルトンがトップタイムを記録した。

 午前中に行われたフリー走行(FP)1回目と比べて路面温度はグッと上がり、セッション開始時点で41℃。前戦ベルギーGP同様、タイヤにとっては非常に厳しいコンディション。今回もスーパーソフトなど、作動温度領域が低いタイヤは、使いにくいかもしれない。

 セッション序盤にトップタイムを記録したのは、メルセデスのルイス・ハミルトンである。ハミルトンはソフトタイヤを履き、1分23秒732を記録。同じソフトタイヤを履いたフェラーリのセバスチャン・ベッテルに0.7秒の差をつけた。

 一方、ハミルトンのチームメイトであるニコ・ロズベルグは、ミディアムタイヤでコースイン。ハミルトンから約0.8秒の遅れだった。これが、ソフトとミディアムのタイム差と言うことができるかもしれない。

 ちなみに、フェラーリもふたりのドライバーでタイヤを分けた。前出のベッテルがソフトタイヤを履いたのに対し、キミ・ライコネンはミディアム。ふたりのタイム差は0.6秒差である。

 ここに加わってきたのは、ウイリアムズ勢。バルテリ・ボッタスはFP1でも上位に顔を出していたが、今季限りでの引退を発表したフェリペ・マッサは後方に沈んでいた。しかしこのFP2ではトップ10圏内に進出。レッドブル、マクラーレンがこれに続いた。なおマクラーレンのフェルナンド・アロンソは、FP1でギヤボックストラブルに見舞われたが、FP2開始30分ほどというところでコースインを果たしている。

 残り1時間となった頃、各車がスーパーソフトタイヤを投入し、アタックラップに入った。まず最初にアタックしたのはベッテルで、ソフトタイヤで記録した自身のタイムを1.2秒上回ってみせた。ただ、やはりメルセデスの速さは圧倒的。ロズベルグは、ミディアムタイヤを履いた時のタイムを1.6秒、ハミルトンは自身のソフトタイヤでのタイム0.9秒縮めた。

 結局、ハミルトンがこの時記録した1分22秒801がこのセッションのトップタイムとなった。

 残り53分というところで、マノーのエステバン・オコンが、第2シケインの先でストップ。立ち上がりでトラクションをかけた際、突如パワーを失ってしまったように見えた。これでバーチャル・セーフティカーが宣言された。

 バーチャル・セーフティカーが解除されると、各車がロングランを実施する時間帯となる。メルセデスの2台は、共にスーパーソフトを履き、1分27秒台で走り始めると、徐々にペースを上げて1分26秒台に。その後、数周にわたってこのペースを維持した。気温が高い割には、タイヤのデグラデーション(性能劣化)は少なそうだ。

 この間に、まだスーパーソフトタイヤでアタックしていなかったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がアタックラップを行い、1分23秒後半を記録して5番手に。また、アロンソもスーパーソフトを履き、7番手に入ってきた。マクラーレン・ホンダは、パワーユニットのアップデート効果が出ているのか、最高速でも上位にそれほど劣っていない。

 なお、このロングランでもメルセデスの速さは群を抜いていそうだ。前述のスーパーソフト以外のタイヤでも、彼らは1分26秒台で走行した。しかし他のチームはスーパーソフトを履いても1分27秒を切ることができなかったのだ。

 このあたりから判断するに、今回はメルセデスが非常に優位ということが言えそうだ。なお、ロングランの細かい分析は、追ってお伝えする。

F1イタリアGPフリー走行2回目結果

ClaDriverChassisEngineLapsTimeGapInterval
1  Lewis Hamilton  Mercedes Mercedes 40 1'22.801    
2  Nico Rosberg  Mercedes Mercedes 42 1'22.994 0.193 0.193
3  Sebastian Vettel  Ferrari Ferrari 33 1'23.254 0.453 0.260
4  Kimi Raikkonen  Ferrari Ferrari 28 1'23.427 0.626 0.173
5  Max Verstappen  Red Bull TAG 25 1'23.732 0.931 0.305
6  Daniel Ricciardo  Red Bull TAG 33 1'24.003 1.202 0.271
7  Fernando Alonso  McLaren Honda 24 1'24.259 1.458 0.256
8  Valtteri Bottas  Williams Mercedes 41 1'24.299 1.498 0.040
9  Romain Grosjean  Haas Ferrari 35 1'24.516 1.715 0.217
10  Jenson Button  McLaren Honda 28 1'24.549 1.748 0.033
11  Felipe Massa  Williams Mercedes 20 1'24.556 1.755 0.007
12  Nico Hulkenberg  Force India Mercedes 40 1'24.587 1.786 0.031
13  Sergio Perez  Force India Mercedes 42 1'24.653 1.852 0.066
14  Esteban Gutierrez  Haas Ferrari 33 1'24.674 1.873 0.021
15  Marcus Ericsson  Sauber Ferrari 25 1'24.981 2.180 0.307
16  Pascal Wehrlein  Manor Mercedes 38 1'25.083 2.282 0.102
17  Carlos Sainz Jr.  Toro Rosso Ferrari 31 1'25.240 2.439 0.157
18  Esteban Ocon  Manor Mercedes 13 1'25.275 2.474 0.035
19  Kevin Magnussen  Renault Renault 39 1'25.555 2.754 0.280
20  Daniil Kvyat  Toro Rosso Ferrari 33 1'25.614 2.813 0.059
21  Felipe Nasr  Sauber Ferrari 31 1'25.643 2.842 0.029
22  Jolyon Palmer  Renault Renault 45 1'25.833 3.032 0.190

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 イタリアGP
サブイベント 金曜 フリー走行2
サーキット モンツァ
ドライバー Lewis Hamilton , Nico Rosberg
記事タイプ フリー走行レポート