F1オーストリアGP FP1:ロズベルグがコースレコードで最速。縁石には要注意!

 オーストリアGPのフリー走行1回目が行われ、メルセデスのニコ・ロズベルグがトップタイムを記録した。

 セッション序盤、速さを見せたのはやはりメルセデスの2台だった。メルセデスの2台はスーパーソフトタイヤを履き、1分8秒台前半を記録。ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグがトップタイムを更新しあったが、ロズベルグが早々に1分8秒166を叩き出し、差を築いた。

 ハミルトンの方は派手なスピンを演じた。この際、すぐ後ろを走っていたロマン・グロージャン(ハース)に危うく突っ込まれそうになるが、グロージャンはこれをなんとか避けた。ただ、この回避行動を取る際にグロージャンもスピン。これでバーチャル・セーフティカーが宣言されている。

 メルセデスの後方3番手は、レッドブルとフェラーリが争った。ただ、レッドブルはスーパーソフト、フェラーリはウルトラソフトを装着しているが、ペースはほぼイーブンだ。毎年ここレッドブルリンクで好調のウイリアムズは、その後方という展開だ。

 各車ピットに入り、タイヤを交換して再びコースへ。メルセデスのロズベルグは、ウルトラソフトを投入し、早速1分7秒644と、スーパーソフトでのタイムを0.5秒ほど更新した。これは、この時点でのコースレコードである。ロズベルグはこの後一度スローラップを入れてタイヤを休ませ、再びアタック。今度はさらに0.3秒ほどタイムを縮めている。

 ロズベルグは3度目のアタックに入るが、今度はコースをオーバーランしてしまい、タイムアップならず。ハミルトンもウルトラソフトタイヤを履いてアタックに入るも、最初のアタックではクリアラップを取ることができず、さらに2回目のアタックでは前を走っていたマックス・フェルスタッペンがコースオフしてしまったために、なかなか周回を完了させることができなかった。

 このフェルスタッペンの事故には言及しておかなければならない。フェルスタッペンはコースの外側に設置された黄色のソーセージ型の縁石に乗った際に右フロントのサスペンションを破損。これでコントロールを失い、グラベルにはまってしまった。この形状の縁石は、ショートカット及びコースをはみ出すことを防ぐために設置されたもので、コースの各所に置かれている。フェルスタッペンはこの前にも、別の場所に取り付けられた同形状の縁石に乗った際にフロントウイングを壊している。各ドライバーとも、これを踏まないように細心の注意を払わなければならないだろう。

 ハミルトンがペースを上げられない間に、セバスチャン・ベッテルが2番手のタイムを記録。キミ・ライコネンも4番手に上がってきた。しかし、ベッテルをもってしても、首位のロズベルグとは0.6秒以上の差であり、1分7秒台という短い部類のサーキットでは、かなり大きい差だと言うことができよう。

 ハミルトンはその後ペースアップし、ロズベルグから0.4秒弱遅れの2番手に浮上。ただ、彼のペースアップはこのFP1ではここまで。今年のオーストリアGP最初のセッションは、ロズベルグが最速となった。

 メルセデス-フェラーリの後方は、レッドブル、トロロッソ、ウイリアムズの合計6台がトップ10を占めた。その中で最も速かったのはレッドブルのダニエル・リカルドだが、彼は結局ウルトラソフトを投入しておらず、今後のセッションに飛躍が期待できるかもしれない。また、フェリペ・マッサとバルテリ・ボッタスのウイリアムズ2台もウルトラソフトの投入はまだ。実際の勢力図を確認するのは、フリー走行2回目以降ということになりそうだ。

 なお、マクラーレン・ホンダは、ジェンソン・バトンが12番手、フェルナンド・アロンソが14番手に終わっている。

 また、前述のハミルトンやフェルスタッペン以外にも、コースアウトが多発したというのも、このセッションの特徴だったと言えよう。

 この後、フリー走行2回目が行われる。

F1オーストリアGPフリー走行1回目結果

ClaDriverChassisEngineLapsTimeGapInterval
1  Nico Rosberg  Mercedes Mercedes 36 1'07.373    
2  Lewis Hamilton  Mercedes Mercedes 33 1'07.730 0.357 0.357
3  Sebastian Vettel  Ferrari Ferrari 27 1'08.022 0.649 0.292
4  Kimi Raikkonen  Ferrari Ferrari 30 1'08.222 0.849 0.200
5  Daniel Ricciardo  Red Bull TAG 34 1'08.528 1.155 0.306
6  Carlos Sainz Jr.  Toro Rosso Ferrari 33 1'08.803 1.430 0.275
7  Felipe Massa  Williams Mercedes 38 1'08.824 1.451 0.021
8  Max Verstappen  Red Bull TAG 21 1'08.962 1.589 0.138
9  Daniil Kvyat  Toro Rosso Ferrari 31 1'08.990 1.617 0.028
10  Valtteri Bottas  Williams Mercedes 39 1'08.998 1.625 0.008
11  Romain Grosjean  Haas Ferrari 33 1'09.078 1.705 0.080
12  Nico Hulkenberg  Force India Mercedes 42 1'09.280 1.907 0.202
13  Jenson Button  McLaren Honda 30 1'09.365 1.992 0.085
14  Fernando Alonso  McLaren Honda 29 1'09.567 2.194 0.202
15  Kevin Magnussen  Renault Renault 23 1'09.707 2.334 0.140
16  Pascal Wehrlein  Manor Mercedes 33 1'09.775 2.402 0.068
17  Jolyon Palmer  Renault Renault 27 1'09.851 2.478 0.076
18  Marcus Ericsson  Sauber Ferrari 34 1'09.929 2.556 0.078
19  Esteban Gutierrez  Haas Ferrari 19 1'10.110 2.737 0.181
20  Felipe Nasr  Sauber Ferrari 25 1'10.314 2.941 0.204
21  Rio Haryanto  Manor Mercedes 20 1'10.493 3.120 0.179
22  Alfonso Celis Jr.  Force India Mercedes 36 1'10.860 3.487 0.367

 

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 オーストリアGP
サブイベント 金曜 フリー走行1
サーキット レッドブルリンク
ドライバー Nico Rosberg
記事タイプ フリー走行レポート