F1ハンガリーGP FP2:ロズベルグが圧倒的な速さ。ハミルトンはクラッシュ! 

F1ハンガリーGPのフリー走行2回目が行われ、メルセデスのニコ・ロズベルグがトップタイムを記録した。

 フリー走行(FP)1回目開始時はウエットコンディションだったが、そのあと日が降り注ぎ、FP2開始時には路面が完全に乾いてドライコンディションになった。しかし、セッション中の雨の可能性は20%と発表されており、各車序盤から精力的に周回を重ねている。しかし、マクラーレンのフェルナンド・アロンソのマシンは作業を行っており、レーシングスーツを脱いでセッション開始を迎えた。

 各ドライバーがまず履いたのはソフトタイヤ。このタイヤでメルセデスの2台は、いきなり1分21秒9のタイムを叩き出す。トップタイムはルイス・ハミルトンだったが、チームメイトのニコ・ロズベルグとの差は0.001秒。ほとんど互角の状態であると共に、午前中にスーパーソフトタイヤで記録したタイムに迫るものだった。

 セッション開始まもなく15分というところで、ハミルトンがターン11でクラッシュ! タイヤバリヤに左側面から激しく激突してしまった。その際の衝撃は10G以上。ただ、真横からバリアにクラッシュしたために、マシンには目に見えるような損傷はなく、ハミルトンは自力でピットに戻ることができた。とはいえ、サスペンションに大きな衝撃が加わっているは間違いなく、チェックは必須だろう。なおこの周のハミルトンは、セクター1で全体のベストタイムを計測していた。

 この事故により当該のタイヤバリアは大きく位置がズレてしまったため、約8分にわたって赤旗中断となる。なおこの赤旗中にアロンソのマシンの作業が完了したようで、アロンソはレーシングスーツに着替え、コクピットに収まった。

 残り1時間8分というところからセッションが再開。フェラーリのキミ・ライコネンはスーパーソフトタイヤでタイム計測をするも、ソフトタイヤを履いたメルセデス勢に0.15秒届かず。その後タイムを縮めるも、0.1秒差までがやっとだった。

 ロズベルグもスーパーソフトタイヤを履いてアタック。その1周目であっさりと1分20秒435を計測する。ソフト装着時とのタイム差は1.5秒程度。他チームとの比較でも、やはり圧倒的速さだ。

 残り50分という時点で、レッドブルの2台もコースイン。レッドブルはこのグランプリで初めてスーパーソフトを履いた。ダニエル・リカルドは、セクター2でロズベルグのタイムを上回り、1周トータルでも約0.6秒遅れの2番手。フェラーリのライコネンを完全に置き去りにしている。マックス・フェルスタッペンはリカルドから約0.7秒遅れだ。

 残り40分というところで、マクラーレンのジェンソン・バトンもスーパーソフトでコースイン。ソフト装着時のタイムを約1.6秒更新してみせた。また、フェラーリのセバスチャン・ベッテルもスーパーソフトでアタック。やはりソフトタイヤ装着時との差は1.7秒程度である。ソフトとスーパーソフトのタイム差は、非常に大きそうだ。

 その後、各車はロングランを実施。ロズベルグは1分25秒台を連発するという、頭ひとつ抜けたタイムを計測した。続いて良さそうなのはフェルスタッペンで、1分25秒台後半から26秒台前半とまずまず。チームメイトのリカルドは1分26秒台中盤のタイムを並べた。この3台はスーパーソフトでのロングランだが、ライコネンはソフト絵のロングランを実施。このペースは1分26秒台前半〜中盤をずっと並べるもので、デグラデーション値が少なそうだ。なお、ロズベルグもその後にソフトタイヤを履き、1分24秒台のタイムを並べ、やはり別格のペースだ。

 このロングランの分析は、追ってお届けする予定だが、レースではソフトタイヤの出番が多くなりそうだ。

 セッション終盤にきて、アロンソがようやくスーパーソフトを履いてコースイン。全体の7番手のタイムを記録した。バトンも結局8番手につけており、結局マクラーレンは午前中と同じポジション。今回のグランプリに関しては、4番手チームとなっているようだ。ただ、このアロンソから16番手のダニール・クビアト(トロロッソ)までが1分22秒台であり、わずか0.6秒差。中盤争いは今回も大接戦ということになりそうだ。

 結局、ロズベルグがトップの座を堅持。ハミルトンはマシンの修復が間に合わず、コース復帰はならなかった。2番手争いはレッドブル対フェラーリの様相、4番手チームにはマクラーレンがつけた。

F1ハンガリーGP フリー走行2回目結果

順位ドライバーシャシーエンジン周回数タイムGapInterval
1  ニコ・ロズベルグ メルセデス Mercedes 45 1'20.435    
2  ダニエル・リカルド レッドブル TAG 36 1'21.030 0.595 0.595
3  セバスチャン・ベッテル フェラーリ Ferrari 31 1'21.348 0.913 0.318
4  マックス・フェルスタッペン レッドブル TAG 35 1'21.770 1.335 0.422
5  ルイス・ハミルトン メルセデス Mercedes 4 1'21.960 1.525 0.190
6  キミ・ライコネン フェラーリ Ferrari 46 1'22.058 1.623 0.098
7  フェルナンド・アロンソ マクラーレン Honda 21 1'22.328 1.893 0.270
8  ジェンソン・バトン マクラーレン Honda 34 1'22.387 1.952 0.059
9  ニコ・ヒュルケンベルグ フォースインディア Mercedes 41 1'22.449 2.014 0.062
10  セルジオ・ペレス フォースインディア Mercedes 38 1'22.653 2.218 0.204
11  エステバン・グティエレス ハース Ferrari 38 1'22.673 2.238 0.020
12  フェリペ・マッサ ウイリアムズ Mercedes 39 1'22.681 2.246 0.008
13  カルロス・サインツJr. トロロッソ Ferrari 24 1'22.689 2.254 0.008
14  バルテリ・ボッタス ウイリアムズ Mercedes 38 1'22.773 2.338 0.084
15  ロマン・グロージャン ハース Ferrari 28 1'22.864 2.429 0.091
16  ダニール・クビアト トロロッソ Ferrari 43 1'22.948 2.513 0.084
17  ケビン・マグヌッセン ルノー Renault 41 1'23.347 2.912 0.399
18  マーカス・エリクソン ザウバー Ferrari 36 1'23.437 3.002 0.090
19  ジョリオン・パーマー ルノー Renault 12 1'23.528 3.093 0.091
20  フェリペ・マッサ ザウバー Ferrari 31 1'23.986 3.551 0.458
21  パスカル・ウェーレイン マノー Mercedes 22 1'23.992 3.557 0.006
22  リオ・ハリャント マノー Mercedes 36 1'24.265 3.830 0.273

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 ハンガリーGP
サブイベント 金曜 フリー走行2
サーキット ハンガロリンク
記事タイプ フリー走行レポート