【F1ブラジルGP】予選:小雨のサンパウロ、勝負のセクター3。ハミルトンがポール獲得

第20戦ブラジルGP予選が行われ、ルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。

 第20戦ブラジルGPの予選は、メルセデスのルイス・ハミルトンが、チームメイトでライバルのニコ・ロズベルグを退け、ポールポジションを獲得した。

 サンパウロは気温18度、路面温度26度、風も強く雲が多いため、いつ雨が降ってもおかしくないというコンディションで予選の開始時間を迎えた。

Q1:バトン、またしてもQ1脱落。

 まずコースインして行ったのはメルセデスのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグ。セッションが始まる前からピット出口にマシンを並べた。アタックに入ったハミルトンは、ダニール・クビアト(トロロッソ)に詰まりながらも1分11秒511というタイムでロズベルグを上回った。その後ろにレッドブルのマックス・フェルスタッペン、フェラーリのキミ・ライコネン、ダニエル・リカルド(レッドブル)と続いた。

 一方でフェラーリのセバスチャン・ベッテルはブレーキ関係の故障で出陣が遅れたが、セッション残り12分でコースイン、5番手タイムを残すことができた。

 コース上は雨がわずかだが落ちてきているようで、ライコネンが無線で雨が増えてきたと伝えた。全車が一度タイムを出し、二回目のアタックに備えている状況だが、コースコンディションは悪化していく方向。17番手のジェンソン・バトン(マクラーレン)、マノー勢とザウバー勢、ルノーのケビン・マグヌッセンがQ1脱落圏内におり、窮地に陥った。

 ところがセッション残り5分になって、サーキット上空は明るくなりタイム更新にわずかな希望が。バトンはソフトタイヤでアタックに出るも、ラップをまとめきれずQ1脱落圏内から出ることができない。バトンはもう一度アタックを行うが、フロントのグリップ不足を訴え、結局17番手で予選を終えた。

 Q1脱落はバトンのほか、18番手マグヌッセン、19、20番手にパスカル・ウェーレイン、エステバン・オコンのマノー勢、21、22番手にマーカス・エリクソン、フェリペ・ナッセとなった。

Q2:アロンソ7番手。マッサはQ3ならず

 Q2も再びハミルトンから出陣。ロズベルグ、ウイリアムズの2台も続いた。Q2もハミルトンがロズベルグを上回り、1分11秒238でトップに立った。フェルスタッペン、ベッテル、リカルドと続いたが、ライコネンは最初のアタックを途中でやめてしまった。ライコネンはもう一度アタックをやり直し6番手タイムを残したが、決勝スタートタイヤとなるタイヤで1周余分なラップをしてしまった。

 フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)はバルテリ・ボッタスと1回目のアタックでミスがあったフェリペ・マッサのウイリアムズ勢の間に入る8番手となった。

 タイミングをずらしてアタックしたフォースインディア勢は、ニコ・ヒュルケンベルグが9番手、セルジオ・ペレスが10番手。アロンソとペレスとの差は0.07秒以内の僅差である。

 セッション残り3分を切り、7番手ボッタス以下がアタックへ。オンボードカメラに雨粒がついている状況で、アロンソがタイムを上げ7番手にポジションアップ。ウイリアムズ勢がタイムを更新することができず、マッサは最後の母国GPでQ2敗退となった。

 Q2脱落は、11番手ボッタス以下、エステバン・グティエレス(ハース)、マッサ、クビアト、カルロス・サインツJr.(トロロッソ)、パーマー。ウイリアムズ勢が脱落する一方で、ハースのロマン・グロージャンが鈴鹿以来チーム2度目のQ3進出となった。

Q3:勝負を分けたセクター3。ポールはハミルトン

 Q3もハミルトンが最初にコースイン。ハミルトンとロズベルグはほぼ同じタイムでセクター1を通過したが、セクター2でロズベルグが遅れ最初のアタックはハミルトンに軍配。1分10秒860でハミルトンはチームメイトに0.162秒の差をつけた。

 ”3番手争い”をリードしたのはハミルトンから0.625秒遅れのフェルスタッペン。僅差でベッテル、リカルドを上回った。

 トップ6の後ろではアロンソが、ユーズドタイヤでアタックしたフォースインディア勢の前、7番手につけた。

 セッション残り3分、1アタックにかけたグロージャンはコース上に他に誰もいない状況で、1分11秒937という好タイムをマーク、アロンソを上回り7番手となった。

 グロージャン以外の9台は最後のアタックに入る。ロズベルグはセクター1で全体ベストを記録するが、セクター2はハミルトンが全体ベスト。勝負はセクター3に持ち込まれるが、ポールポジションを獲得したのはハミルトンだった。どちらもセクター3は自己ベストではなかったが、ロズベルグはハミルトンに対して0.1秒を失ってしまった。結果的に、この差が両者のギャップ、0.102秒につながってしまった。

 3番手争いに勝ったのはライコネン。その隣にはフェルスタッペンが並んで決勝をスタートすることになる。3列目は5番手ベッテル、6番手リカルドと続いた。

 フォースインディアの2台はグロージャンに届かず、ヒュルケンベルグ8番手、ペレス9番手。アロンソはタイムが伸びず、10番手となった。

 チャンピオンに向けて後がないハミルトンがポールポジションを獲得。ブラジルGPはここ3年連続でポールトゥウィンとなっておりハミルトンが有利であるが、決勝日の天気予報が悪いため、どうなるか読めないレースとなりそうだ。

 ブラジルGP決勝は11月14日(月)午前1時スタートとなる。

F1 2016 ブラジルGP予選結果

Cla#ドライバーChassisエンジン時間ギャップkm/h
1 44  Lewis Hamilton  Mercedes Mercedes 1'10.736   219.299
2 6  Nico Rosberg  Mercedes Mercedes 1'10.838 0.102 218.984
3 7  Kimi Raikkonen  Ferrari Ferrari 1'11.404 0.668 217.248
4 33  Max Verstappen  Red Bull TAG 1'11.485 0.749 217.002
5 5  Sebastian Vettel  Ferrari Ferrari 1'11.495 0.759 216.971
6 3  Daniel Ricciardo  Red Bull TAG 1'11.540 0.804 216.835
7 8  Romain Grosjean  Haas Ferrari 1'11.937 1.201 215.638
8 27  Nico Hulkenberg  Force India Mercedes 1'12.104 1.368 215.139
9 11  Sergio Perez  Force India Mercedes 1'12.165 1.429 214.957
10 14  Fernando Alonso  McLaren Honda 1'12.266 1.530 214.656
11 77  Valtteri Bottas  Williams Mercedes 1'12.420 1.684 214.200
12 21  Esteban Gutierrez  Haas Ferrari 1'12.431 1.695 214.167
13 19  Felipe Massa  Williams Mercedes 1'12.521 1.785 213.902
14 26  Daniil Kvyat  Toro Rosso Ferrari 1'12.726 1.990 213.299
15 55  Carlos Sainz Jr.  Toro Rosso Ferrari 1'12.920 2.184 212.731
16 30  Jolyon Palmer  Renault Renault 1'13.258 2.522 211.750
17 22  Jenson Button  McLaren Honda 1'13.276 2.540 211.698
18 20  Kevin Magnussen  Renault Renault 1'13.410 2.674 211.311
19 94  Pascal Wehrlein  Manor Mercedes 1'13.427 2.691 211.262
20 31  Esteban Ocon  Manor Mercedes 1'13.432 2.696 211.248
21 9  Marcus Ericsson  Sauber Ferrari 1'13.623 2.887 210.700
22 12  Felipe Nasr  Sauber Ferrari 1'13.681 2.945 210.534

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 ブラジルGP
サーキット インテルラゴス
記事タイプ 予選レポート