【F1】スチュワード、ペナルティの”見直し”会議を検討中。裁定の一貫性確保へ

F1のスチュワードは、決定の一貫性を持たせるために、来シーズンから過去数戦のレースで下された裁定を再検討する、新しいシステムを検討している。

 火曜日にウィーンで開かれたFIAの会合で、スチュワードは公平な意思決定を確実にし一貫性を保障するために、改善の余地があることに同意した。

 検討されているひとつのアイデアは、下された決定を分析するための、シーズン中に定期的にスチュワードの会議を行うということだ。会議は、裁定が下された理由と、考慮すべき先例があるかどうかを、正しく理解するために行われる。

 これにより、ドライバーが同様の違反をした際に、同じように対処することを保証することができる。

 スチュワードの会長であるギャリー・コネリーは「我々は多くのルールを踏まえ、FIAとどのように協力して(ルールの)文言を整理し、より迅速な意思決定を行うことができるかを検討した」

「我々は、より高い一貫性を達成する方法について、多くの議論を行った。我々はより多くの会議や、過去の決定の再検討が必要だと考えた。特定の状況に対して、スチュワードそれぞれがどのように扱うかを理解しておく必要があるためだ。例えば特に、危険なドライビングが見られた時に、スチュワードが主観的な決定を行うことが避けがたいことがある。それは非常に主観的な問題だ」

「これらの決定は言うまでもなく、個人ではなく集団で決められるものだが、その決定を、より一貫性のあるものにする方法を学ぶことは、価値のあることだ」

 コネリーは、ドイツのモータースポーツ連盟(DMSB)が採用している、下されたすべての決定を評価す、定期的なビデオ会議のシステムが、より良い競技審査を保障するひとつの方法だと述べた。

「スチュワードはビデオを介して、インシデントを見直し、下された決定を議論するために集まる」とコネリーは語った。

「我々は、3か4レースごとに会議を行うのが良いだろうと考えている」

トラックリミット対策としてのサーキットの変更

 今年、スチュワードの一貫性が疑問視されたレースのひとつに、メキシコGPがあげられる。メルセデスのルイス・ハミルトンがターン1をショートカットした際にはペナルティを科されず、のちにレッドブルのマックス・フェルスタッペンが芝を横切った際にはペナルティが科されたのだ。

 コネリーはトラックリミットの問題は複雑なものだとしながらも、もしドライバーがワイドになった際にペナルティが発生する場合、コースの設計を変更する必要があると感じているようだ。

「おそらく、選手権全体で11か12ほどのコーナーで、非常に明らかな方法でコーナーをカットする可能性がある」とコネリーは説明した。

「モンツァのターン1で採用されたように、これらの問題を解決するために適用できるソリューションがある。コースを外れてしまった際に、コースに再合流するのに通常よりも時間がかかるようにする、自然なペナルティを採用するのだ。トラックリミットに関してスチュワードがペナルティを適用するより、はるかに簡単になる」

「我々が定めたルールの要点は、ドライバーが安全に、かつ持続的なアドバンテージを得ない限り、コースに合流できるということだ。持続的という言葉は、非常に主観的なものだ」

「それが500mを意味するのか、次のコーナーまでか、それとも次の数周かレース全体を意味するのか? もし、コースオフしたマシンがすぐに不利益を被るように、コースが変更または設計された場合、その主観性は取り除かれるだろう」

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シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース