【F1】ストロールを賞賛するウイリアムズ「好ドライバーの特徴がある」

かつて20年前にF1デビューしたジャック・ビルヌーブと同じように来季デビューするランス・ストロールをパット・シモンズは賞賛した。

 18歳カナダ人のランス・ストロールは、2016年ヨーロッパF3のチャンピオンに輝いた。その後ウイリアムズのシートを獲得し、2017年シーズンからF1デビューを果たす。

 F3からF1へ昇格するストロールは、来季に向けて広範囲に渡るテストプログラムを行なっている。20年前、同郷であり同じウイリアムズでF1デビューを果たしたジャック・ビルヌーブと比較すると、彼らの間にはどんな違いがあるのだろうか?

 ビルヌーブは1996年にF1デビューを果たし、早速年間ランキング2位になり、2年目にはワールドチャンピオンに輝いている。ウイリアムズのテクニカルチーフであるパット・シモンズは、当初の様子について振り返った。

「1995年にジャック・ビルヌーブがウイリアムズでF1デビューするために作成したプログラムがあって、当時テストに使っていた場所とは違う様々なトラックへ赴いていた」

「当時の一般的なテストドライバーは彼ら自身でトラックへ赴き、テストを行って経験値を稼いでいた。つまり我々チームはドライバーを開発するのではなく、常にマシンを開発することを重点的にテストドライバーを起用していた」

「今回、我々は過去に行なったドライバーを育てるためのジャックの古いプログラムのようなものを行なった」

「例えば、アブダビで彼(ストロール)がピットストップの練習を行った時には、本来のピットストップのクルーが全員参加した。彼らは何度もピットストップ練習を行った。ピットストップのクルーたちにその練習は必要ないが、しかし彼には必要だ。そういったプログラムが重点的に行われた」

 またシモンズはこれまでのストロールのプログラムを見て、ストロールは学習速度の速い”良いドライバーとしての特徴”があると語った。

「私は(テストが)かなり啓発されているものだと思う。このプログラムは2014年のマシンと本来のタイヤとはかなり異なっているアカデミー用のタイヤを使用している」

「誰もそれがどのように異なっているの分からず、我々でさえそれらの詳しいデータを持っていない。しかし、我々は2014年のバルテリ(ボッタス)とフェリペ(マッサ)のデータを比較して、ランスがどのように動いているか観察することができる。その時、私はとても感銘を受けた」

「彼のサーキットを覚える速度はかなり早い。それはいつの時代でも良いドライバーの特徴だ。マシンに2日も乗れば、彼はかなり上手く走るようになっている」

「それ以上に彼は学んでいる。今はF1マシンを運転して、とにかくタイヤのマネジメントについて学ぶのだ。そしてどういう状況になるとエンジニアが苦しむことになるのか知るのだ」

「だから彼は走らなければならない。彼は1組のタイヤをダメにして『クソッ! わかったよ。僕は今、フラットアウトで走ることはできないんだ!』と悔しがらなければならない。そんなものだ。彼は学んでいる。それは良いことだ」

Additional reporting by Jonathan Noble

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー Jacques Villeneuve , Lance Stroll
チーム Williams
記事タイプ 速報ニュース