【F1】マクラーレン「今年は去年までのコーナーが”ストレート”になる」

マクラーレンのティム・ゴスは、新しいレギュレーションによりいくつかのコーナーが”ストレート”に変化するだろうと語った。

 2017年のF1は、ラップタイムを数秒短縮する目的で幅広のタイヤが導入され、空力のレギュレーションが改正されることによりダウンフォースが大幅に増やされる予定である。

「2017年のマシンは、素人から見ればとてもよく似ているように見えるだろうが、空力の専門家は何カ月も、様々な車高で空気の流れを適切なものにするために戦っている」と、マクラーレンのウェブサイトに投稿された記事の中で、マクラーレンのテクニカルディレクターであるティム・ゴスは2017年のルール変更について説明した。

「我々はマシンの様々な領域で、かなり見直しをしなければならなかった。なぜなら、(空気の流れが)以前とは異なる振る舞いをするからだ」

「2017年のマシンは、より低くなり路面に近くなる。リヤウイングは低くなり、タイヤが幅広になり、ディフューザーが大きくなって見た目が良くなるだろう」

 ゴスは、このようなルール変更によりF1の勢力図が一変する可能性が高いと考えている。

「過去にも大きな変化があった。例えば1982年と83年の間に生まれた、平らなフロアによるグラウンドエフェクトはパフォーマンスに多大な影響を与えた。今シーズンのルール変更はそういった、今までF1で起きたいくつかの重大な変化と同じようなものだ」とゴスは語った。

「非常に大きな変更であるため、F1の勢力図を変えてしまう可能性が高い。しかしその後は、最もよく準備ができているチームが、再びトップに浮上してくるだろう」

「新しいマシンは、コーナーを”再定義”する」

 ゴスによると、新しいマシンはグリップがかなり増しているため、エンジニアたちはいくつかのコーナーを直線であるかのように考えるという。

 ラップタイムの向上の大部分は、コーナーでの速度が上昇することで達成されるため、特定のコーナーは問題にならなくなってしまうだろう。

「(ルール変更の)目的はマシンがコーナーでより速く、より攻撃的に見えるようにすることだ。F1はその徹底したスピードと、ドライブの難しさでモータースポーツの頂点に立っていたからだ」

「ルール変更によって、ドライバーにとってドライブするのが厄介になることはないだろう。しかし身体的にはよりきつくなる。何年も前はそうだったように、彼らはマシンを降りている時も、熱心にトレーニングしなくてはならなくなる」

「ドライバーたちは、新しいマシンのドライブは以前よりやりがいがあると言うだろう。マシンからベストを引き出すために、以前よりも一生懸命取り組み、より集中する必要がある」

「マシンのダウンフォースが増えることで、いくつかのコーナーを”コーナー”とは考えないようになるだろう」

「エンジニアたちはコーナーのことを、『コース上でドライバーがアクセルを離さなければならず、基本的にはハンドルを切らなければならない場所』だと定義している」

「もし曲がりくねっていたとしても、ドライバーがアクセルを全開にしているならば、我々はそれを”ストレート”だと分類する」

「マシンが速くなれば、2016年までは”コーナーだった”場所のうちいくつかは、”ストレート”に分類されるだろう」

「しかしそこを通過するスピードは速くなるので、ドライバーはより大きなGフォースにさらされるだろう。それにより、ドライバーの身体はさらに疲れることになる」

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この記事について
シリーズ F1
チーム McLaren
記事タイプ 速報ニュース
タグ tim goss