【F1】マノーF1、管財人の管理下に。チームの将来も不透明

マノーF1を運営するジャスト・レーシング・サービス社は管財人の管理下に置かれ、チームの将来も不安視されている。

 マノーはこの数カ月、新たな投資家を探すために交渉を繰り返してきた。しかし、その最有力を見られていたアメリカの投資家集団との交渉は決裂し、その他の投資家との交渉も結論に達していないと見られている。

 オーストリアGPでパスカル・ウェーレインが10位に入ったことで、コンストラクターズランキングでも10位を確保できると期待されていたマノーだが、大荒れとなったブラジルGPでザウバーのフェリペ・ナッセが9位に入ったことで、ランキング上では最下位になってしまい、得ることができるはずだった分配金を手にすることができなくなってしまった。しかし当時、マノーのオーナーであるスティーブン・フィッツパトリックは、その分配金がなくともチームの将来が危機に瀕することはないと語っていた。

 金曜日の朝には、ファクトリーにスタッフが集められ、投資家を見つけることに失敗したことが伝えられたという。

 そして、マノーの親会社であるジャスト・レーシング・サービスの管財人に、FRPアドバイザリー社が任命された。FRP社は、マノーの前身であるマルシャが、2014年の末に3500万ポンド(約50億円)の負債を抱えた際にも管理会社として名が挙がっている。

 FRPのジェフ・ローリーは、チームスタッフ212人の解雇はまだ行われていないものの、開幕戦のオーストラリアGPの開催日は近づいており、解決策を見つけるための時間は限られていると認めた。

「このチームは、2015年にスタートして以来、新しいオーナーの下で大きな進歩を遂げた。昨年、チャンピオンシップポイントを獲得したのはハイライトだが、F1チームの運営には継続的な投資が必要である」

 そう彼は声明を発表した。

「ここ数カ月の間、チームのマネジメント陣は、チームの長期的な将来を確保するための新たな投資家を迎え入れるべく、懸命に働いてきた。しかし、残念ながら時間内にそれを実現することができなかった。彼らが何の代替策も講じることができず、したがってジャスト・レーシング・サービスは管理下に置かれることになる」

 チームが開幕戦オーストラリアGPに出走できるかどうかに関しては、関係各者との間の解決策を迅速に見つけることにかかっているとローリーは言う。

「チームの参加については、管理プロセスの結果に依存することになる。そして、関係各者との交渉機会は、非常に限定されている」

 そうローリーは説明する。

「ジャスト・レーシング・サービスが管理下に入った後も、スタッフの解雇は行われていない。そして、すべてのスタッフには、12月末まで給与が完全に支払われた」

「しかしながら現在のスタッフのポジションがどうなるかは、限られた時間内に新しい投資家を確保できるかどうかにかかっている。そして、管財人団体は、引き続き現在の財政状況を再検討する」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー Esteban Ocon , Pascal Wehrlein
チーム マノー
記事タイプ 速報ニュース