【F1】窮地のマノー。投資家獲得への手段を尽くせるのは1月20日まで

管財人が置かれたマノーのデッドラインは1月20日であることが判明。チームは一刻も早く新たな投資家を獲得しなければいけない窮地にある。

 先週、マノーF1を運営するジャスト・レーシング・サービス社は新たな投資家との交渉が頓挫していたため、管財人の管理下に置かれた。

 現在もチームは可能な限りの手段を尽くしているが、刻一刻とタイムアウトが近づいている。

 そのような財務状況にもかかわらず、チームの本社では2017年のマシンを作成するための準備が整ったようだ。しかし、チームは管財人に管理されており部品生産のコストが許されないため、マシン作成を開始することはできない。

 開幕戦に向けた準備が整った状況であるにせよ、まずは来週末までに新たな投資家を探さなければならない。

 マノーの現在の状況に詳しい関係者によると、期限は1月20日とのことだ。

 12月の段階では起業家であるタヴォ・ヘルムンドがマノーの売却交渉の相手として有力候補だったが、交渉は決裂した。

マノーに尽くすマクウィリアム

 12月30日にマノーのテクニカルディレクターであるジョン・マクウィリアムは、マノーの関連会社であるマノー・グランプリ・レーシング・リミテッド社の取締役の辞任を示す公式書類を提出したのにもかかわらず、未だマノーに残り続けている。

 実際のところ、その公式書類を提出したのはマノーを離れるためではなく、当初行われていたマノー売却交渉内での形式的なやりとりの一環だった。

 マノーの管財人であるFRPアドバイザリー社の広報担当は、motorsport.comに対し、次のように語った。

「ジョンはチームに残り、同僚や共同管理者と協力して、マノー・レーシングの未来を守るために全力を尽くしています」

「昨年の12月30日に、ジョンはマノー・グランプリ・レーシング・リミテッド社の取締役の辞任しました。しかし、当時のマノー・レーシングに新たなオーナーがつくと見込まれていたためであって、形式的なやりとりでした」

 現在54歳のマクウィリアムは、マノーでキャリアをスタートした当初からヴァージン・レーシングの名の下で勤めている。2009年にマノーのプロジェクトがスタートした時にチーフデザイナーとして加入し、2015年2月にはテクニカルディレクターに就任した。

 マクウィリアムはブリティッシュ・エアロスペースからキャリアをスタートし、ウイリアムズやアローズで過ごした後はジョーダングランプリに移籍し、コンポジットデザインのトップを務めた。その後、ジョーダンのチーフデザイナーに就いた。

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シリーズ F1
チーム マノー
記事タイプ 速報ニュース