【F1】若手育成は機能していない? メルセデスとレッドブルが舌戦

レッドブルのヘルムート・マルコは、メルセデスのニキ・ラウダとロズベルグ後任選びについて舌戦を展開、メルセデス若手育成に疑問を呈した。

 メルセデスの非常勤会長であるニキ・ラウダは、古い友人であり、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコと共にオーストリアのTV局(Servus TV)の番組に出演した。そこでお互いをからかい合うシーンがあり、引退したニコ・ロズベルグの後任についてコメントを残した。

「我々はもっと早い解決を望んでいたが、議論は困難であることが判明した」とラウダは認めた。

「2つのシナリオがあった。ひとつは(パスカル)ウェーレインのような若いドライバーを起用して、(マックス)フェルスタッペンのようになれるかどうかを試す。ふたつ目は経験豊富なドライバーを雇うかだ」

「しかし我々はまだ決めかねている。それは、実に大きな議論だ。どっちのルートをとるか決めるのに、1月の終わりまでかかってしまうこともありうる」

 マルコは、メルセデスのウェーレインに対する明らかな信用の欠如をからかい「君たちは若手ドライバー育成プログラムを持っていて、高評価のウェーレインがいる」と語った。

「しかし、我々の情報によればウェーレインはメルセデスに乗らないそうじゃないか。これは、自分たちの育成プログラムを信頼しないということを意味するんじゃないか?」

 マルコの発言に対し、ラウダは次のように答えた。

「私はそれを訂正しなければならない。若手ドライバープログラムは、君が言うようにジュニアドライバープログラムだ。そこは、若いドライバーに経験を積ませる場所だ」

「もちろん、ウェーレインが準備できているかどうかを議論することもできる。しかし最初に思い出して欲しいのはマックス・フェルスタッペンのことだ。彼はロシア人(ダニール・クビアト)が正しくドライブできなくなるまで、トロロッソに預けられていた。彼がレッドブルに移籍したのはそれからだった」

「確かに。ウェーレインが若いことは認めよう。しかし、(彼を起用しないのは)ノーリスクだし楽しくないね」とマルコは語った。

 マルコはさらに「だから君たちはボッタスを獲得するが、ウイリアムズとのエンジン契約を2桁も割引しなければならなくなる」と付け加えた。

「ロズベルグに支払うはずだった2200万ユーロ(約26億8千万円)の予算があるが、ウェーレインのシートも、ライバルチームのエンジンを使っているチーム(ザウバー)から買わなければならないね」

 ラウダは、ボッタスがメルセデスに加わった場合、チーム代表を務めるトト・ウルフはチーム加入時の契約により、ボッタスのマネジメントから手を引かなければならないことを明らかにした。

「ボッタスはディディエ・コットン、ミカ・ハッキネン、トト・ウルフと(マネジメント)契約を結んでいる」とマルコは続けた。

「これは君のチームの代表が、君のチームが雇っているドライバーの管理に関与することを意味する。コンプライアンス的にはどうなんだ?」

「簡単だ」とラウダは答えた。

「トトがチームのCEOになる前に根回しは済んでいる。ボッタスが私たちのチームに来るなら、ウルフはもうマネージャーはできない」

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シリーズ F1
ドライバー Pascal Wehrlein , Valtteri Bottas
チーム Mercedes
記事タイプ 速報ニュース
タグ helmut marko, niki lauda