【F1】2007年の敗北を教訓にしているハミルトン「最後の最後まで諦めない」

ハミルトンは、2007年にタイトルを獲得できなかったことを教訓に、今年のタイトル争いを諦めていないと語った。

 今シーズン、メルセデスのルイス・ハミルトンとチームメイトのニコ・ロズベルグの間で繰り広げられたチャンピオン争いの結果、ハミルトンの自力優勝は消えており、ロズベルグが残る2レースでハミルトンに次ぐ2位でフィニッシュしても、ロズベルグがチャンピオンを獲得する。

 ハミルトンは、自分にとって状況がとても奇妙だと認めた。彼が真剣に取り組み、レースに勝ったとしてもそれでは不十分だからだ。

「自分にはできるとわかっていても、良いパフォーマンスを出せたことは素晴らしいことだ。そして、マシンに問題が起きなくてペースを見せられていたら、そうできたら素晴らしいフィーリングだろうね」と彼は説明した。

「シーズンの大半で、大抵そうしていたように思う。だけど、できるかどうかわからないものを目指して戦うのは、僕にとって明らかに普通じゃないシナリオだ」

 ハミルトンがマクラーレンからF1にデビューした2007年のシーズン終盤、彼はフェラーリのキミ・ライコネンに対してポイントを大きくリードしていた。しかしハミルトンが最後の2レースで失速し、1ポイント差でライコネンがチャンピオンに輝いたという経験が彼にはある。

「僕は最後までプッシュを続ける。それは痛みを伴うものかもしれないし、素晴らしいものになるかもしれない。F1でのキャリアの始め(2007年)に経験している。最後の最後で、変わってしまったんだ。だから、僕は最後まで諦めることができないんだ」

 ハミルトンは、ロズベルグがブラジルGPで優勝してしまえば、1レースを残してチャンピオンが決定してしまうということに気づいている。

 そして、ロズベルグは過去2年ブラジルで優勝しており、ハミルトンはブラジルでまだ優勝したことがないのだ。ハミルトンは優勝するために、最善を尽くす必要があると感じている。

「僕は今、チャンピオンシップに注目していないんだ。目の前のレースに勝つこと、ベストなパフォーマンスをすることに集中しているんだ」と彼は語った。

「僕がベストなパフォーマンスを発揮できれば、(メキシコで勝った時のように)物事はハッピーになるんだ。それが、僕がやらなければならないことだ」

「僕はブラジルで勝ったことがない。だから、僕は今週と同じメンタリティーで、ブラジルGPに臨むよ」

 チャンピオン獲得を逃した時に備え、心の準備をしているかと問われたハミルトンは「どうやって備えるかわからないよ。負ける準備をできるなんて思わない」と答えた。

「僕は以前それを経験しているんだ。2007年にチャンピオンシップに負けて、その時と同じくらい辛いとは僕は思わない。僕はキャリアの中で多くのレースに負け、多くのチャンピオンシップに負けてきた。だから、経験していないようなことじゃないよ」

「僕は今、チャンピオンシップに勝つチャンスより、負ける見込みの方が大きいシナリオの中にいる。事態を飲み込むのは辛いけれど、それが現実だ。人生は止まらないし、僕も止まらない。僕は今でも3回のチャンピオン経験がある。来年は、信頼性の問題が起きないように祈るよ」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー Lewis Hamilton
チーム Mercedes
記事タイプ 速報ニュース