【F1】ラウダ、ハミルトンの”戦術”に理解示すも「メルセデスの勝利が最優先」

ニキ・ラウダはF1最終戦でのハミルトンの”戦術”はチームの勝利を危険にさらし過ぎていたと語った。

 F1最終戦アブダビGPの決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンはレースをリードしていたものの、チャンピオン争いのライバルでもあるチームメイトのニコ・ロズベルグが2番手を走行していたため、故意にペースを落として走行した。ハミルトンが優勝したとしても、ロズベルグが4位以下でフィニッシュしなければハミルトンはチャンピオンを獲得できないため、他チームのライバルが追いついてくるのを待ったのだ。

 メルセデスの非常勤会長であるニキ・ラウダは、ハミルトンとレース後のミーティングを行う前に、チャンネル4(イギリスのテレビ局)に出演した。

「私たちは過去に、これらのトリックを全てやった」とラウダは語った。

「私はルイスの行動を理解している。一方で、チームの努力がある」

「メルセデスはこれらのレースで、最も確実な方法で、勝たなければならない。今日は最終的にはエキサイティングだったが、安全ではなかった」

「結局、我々は彼に『ペースを上げろ』と命令を出した。彼は『ほっといてくれ。僕はレースをしているんだ』と言ったんだ。面白い発言だけどね。我々はまず、調査をしなければならない。私は彼と話をしたいし、状況を正しく把握したい。それから、どうなるか見てみよう」

 ラウダは1984年、チームメイトのアラン・プロストとタイトルを争っており、ラウダがポイントをリードして最終戦を迎えた。最終戦でプロストが優勝しラウダが3位以下となれば、プロストが逆転チャンピオンという今年のメルセデスと似たような状況の中で、最終周でラウダが2位に上がり、わずか0.5ポイント差で彼がチャンピオンを獲得した経験がある。

 ラウダは、チャンピオン争いでハミルトンと同じ立場なら、同じことをしたかを問われると「正直、今それについて考えるなら、チームの仲間を困らせるようなことはしないだろう。過去には全てのトリックをやったが、シンプルにもう1台を尊重していた」と答えた。

「ニコはシーズンを通して素晴らしい仕事をして、12ポイントのアドバンテージを持っていた。彼を4位に落とすことは、不可能だっただろう。我々はまずルイスの意見を聞かなくてはならない。ラジオでの彼の発言は、私にとってはおかしなものだったが、聞いてみよう」

 一方で、ラウダはチームの明るい面を見ようとした。

「正直に言って、これ以上はない。我々は本当に現実にこだわらなければならない。我々は再びチャンピオンシップに勝利した。ニコを心から祝福する。初のタイトル獲得は今までで最大のハードワークだったから。それに、我々にとっても素晴らしい事だ」

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シリーズ F1
ドライバー Lewis Hamilton , Nico Rosberg , Niki Lauda
記事タイプ 速報ニュース