F1オーストリアGP FP2:通り雨襲来。ロズベルグFP1に続き首位

オーストリアGPのフリー走行2回目が行われ、途中大雨が降るなど難しいコンディションの中、ニコ・ロズベルグがトップタイムを記録した。

 上空には黒い雲が広がりだした状況でスタートした、オーストリアGPのフリー走行2回目(FP2)。オンボードカメラには若干水滴が付き、雨が近づいていることが伺える。雨雲レーダーでも、雨雲の存在が確認できる。

 そんな状況下で、各車がセッション開始と同時にコースイン。雨が降る前に、少しでも多くの走行を重ねておこうということなのだろう。

 ただ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、フリー走行1回目で右側のフロントサスペンションを壊してしまい、その修理がセッション開始には間に合わなかった。

 キミ・ライコネン(フェラーリ)やフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)ら、多数のマシンがコースオフする中、早々にニコ・ロズベルグ(メルセデス)が1分7秒967を記録。0.6秒遅れでセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、ダニエル・リカルド(レッドブル)らが続いた。

 しかし、開始から8分程度を過ぎたところで、最終コーナー付近から雨が強まり、すぐに豪雨となる。もちろん、全車スリックタイヤでの走行だったため、たまったものではない。コースはすぐに川のようになり、ピットレーンに入りたくともスピンしてしまい、もう1周走らなければならなくなってしまったマシンもあった。

 とはいえ、なんとか無事に全車ピットに戻り、一旦休戦。雨だけではなく、風も強まっており、スタンドの観客にとっては、カッパさえ役に立たないほどだ。ただ、雨は局地的であり、周辺には青空が開け、日が差している所もある。

 雨の勢いが衰えた残り45分というところで、リカルドが先陣を切ってコースに復帰。履いているタイヤはインターミディエイトである。

 出て行ったマシンの走行を見ると、その極端さに気付かされる。ターン8からメインストレートを挟み、2コーナー付近までは完全なウエットコンディションだが、それ以降は完全なドライ、そしてやや濡れの区間を挟んで再び間ほぼドライ……そしてまた完全ウエットと、1周の中に様々なコンディションが混ざる、実に難しい状況である。

 そのような状況下でも、リカルドに続いて各車も続々とコースイン。多くのマシンが走ったことで、濡れ方が激しかった区間でも、レコードラインがどんどん乾いて行った。

 全車が一旦ピットに戻り、そして残り20分を切ったところで、ベッテルがコースイン。ベッテルはウルトラソフトを履いている。多くのマシンが走行を重ねたことで、レコードライン上は完全に乾いた。ベッテルに続き、他のマシンも続々とコースへ復帰していく。もちろん全車ドライタイヤだが、ウルトラソフト、スーパーソフト、ソフトと、そのタイヤ選択は大きく分かれた。

 残り8分半と言うところで、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がセッション序盤に計測した自らのタイムを大幅に更新。ロズベルグの最速タイムに0.019秒差まで迫って見せた。

 セッション序盤は走ることができなかったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)も、マシンの修理が完了してコースに復帰、残り5分と言う時点で、5番手タイムを記録している。

 その他のマシンもセッション後半に続々とペースアップ。フォースインディアのニコ・ヒュルケンベルグが残り4分の時点でフェラーリとレッドブルを上回って3番手に浮上。ロズベルグもセクター2まで最速ペースで走ったが、トラフィックに引っかかったのか、コントロールラインを通過せずにピットに戻っている。

 残り2分と言うところでベッテルがスピンし、コースアウト。ブレーキングした際に激しくリヤが流れ、コントロールを失ってしまった。ベッテルも「何が起きたのか分からない」と無線で語る。

 このベッテルのコースアウトでバーチャルセーフティカーが宣言され、そのままセッション終了。結局、開始直後に1分7秒967を記録したロズベルグが、トップタイムとなっている。以下ハミルトン、ヒュルケンベルグ、ベッテル、リカルドと続いた。

F1オーストリアGP FP2結果

ClaDriverChassisEngineLapsTimeGapInterval
1  Nico Rosberg  Mercedes Mercedes 25 1'07.967    
2  Lewis Hamilton  Mercedes Mercedes 19 1'07.986 0.019 0.019
3  Nico Hulkenberg  Force India Mercedes 28 1'08.580 0.613 0.594
4  Sebastian Vettel  Ferrari Ferrari 25 1'08.589 0.622 0.009
5  Daniel Ricciardo  Red Bull TAG 30 1'08.649 0.682 0.060
6  Carlos Sainz Jr.  Toro Rosso Ferrari 32 1'08.713 0.746 0.064
7  Max Verstappen  Red Bull TAG 20 1'08.761 0.794 0.048
8  Kimi Raikkonen  Ferrari Ferrari 23 1'08.820 0.853 0.059
9  Valtteri Bottas  Williams Mercedes 24 1'08.941 0.974 0.121
10  Jenson Button  McLaren Honda 30 1'08.994 1.027 0.053
11  Fernando Alonso  McLaren Honda 26 1'09.075 1.108 0.081
12  Felipe Massa  Williams Mercedes 17 1'09.184 1.217 0.109
13  Daniil Kvyat  Toro Rosso Ferrari 26 1'09.207 1.240 0.023
14  Sergio Perez  Force India Mercedes 32 1'09.226 1.259 0.019
15  Kevin Magnussen  Renault Renault 19 1'09.525 1.558 0.299
16  Jolyon Palmer  Renault Renault 23 1'10.020 2.053 0.495
17  Pascal Wehrlein  Manor Mercedes 20 1'10.034 2.067 0.014
18  Esteban Gutierrez  Haas Ferrari 16 1'10.138 2.171 0.104
19  Marcus Ericsson  Sauber Ferrari 19 1'10.140 2.173 0.002
20  Romain Grosjean  Haas Ferrari 31 1'10.400 2.433 0.260
21  Felipe Nasr  Sauber Ferrari 22 1'10.444 2.477 0.044
22  Rio Haryanto  Manor Mercedes 25 1'11.328 3.361 0.884

 

 

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 オーストリアGP
サブイベント 金曜 フリー走行2
サーキット レッドブルリンク
ドライバー Nico Rosberg
チーム Mercedes
記事タイプ フリー走行レポート