【F1ブラジルGP】ブーイングの嵐を呼んだ”2度目の赤旗”の理由は「ファンのため」

ブラジルGPで出された2度目の赤旗は、トラックコンディションの悪化が理由ではないのだという。

 ブラジルGPのレースは、2度の中断や多くのクラッシュが起きた荒れたレースとなった。最初の赤旗は20周目、フェラーリのキミ・ライコネンがメインストレートでクラッシュしたために掲示された。約30分の中断を挟んでセーフティカー先導のもとレースが再開されたが、セーフティカーはそのまま先導を続け、28周目に再び赤旗が掲示された。多くのドライバーが、レースをするのに十分なコンディションだと主張していたにもかかわらず、レースが中断されてしまったのだ。

 2回目の中断を見て、フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)の最後の母国GPを見るために詰めかけたファンはブーイングの嵐を浴びせかけ、メルセデスのニキ・ラウダはF1で見てきた中で最悪の決定だと非難した。

 しかしこの中断の根拠はコースが濡れすぎていたためではなく、天候がさらに悪くなると予想されていたため、レースを赤旗により中断しレース時間を止めて、天候の悪化を避けてからレース距離を100%走り切った方が、ファンにとって良いだろうと判断されたためだということがわかった。

 F1にはレース時間は最大で2時間まで、中断がある場合はそれを含めて4時間までというレギュレーションがあり、この時間を超えた周回まででレースが終了とされてしまうのだ。

 結局、2回目の赤旗によってより良い天候の間に走ることはできなかったが、セーフティカーの後ろでさらに周回を重ねていれば、コース上でのアクションが少ないまま時間切れとなっていただろう。実際にレース再開後に出動したセーフティカーは(残念なことに、マッサの)クラッシュにより出動した1回のみで、レース時間2時間ギリギリで予定されていた71周を走り切ることができている。

 レッドブルのチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、FIAがいつレースをさせるか判断する、微妙な立場に置かれていたと認めており、F1のレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングは最終的に正しい決断をしたと考えている。

「今日、オフィシャルはまさに瀬戸際だったことが理解できる。彼らにとって本当にトリッキーだった」と彼は語った。

「雨は、2時ちょうどからレースの終わりまで、ほとんど変わらなかった」

「彼らは常にドライバーの安全のことを考えていて、慎重になることは理解できる。素晴らしいのは、彼らがレースを最後まで行い、我々はファンタスティックなレースを見ることができたことだ。非常に素晴らしい」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 ブラジルGP
サーキット インテルラゴス
記事タイプ 速報ニュース