【F1ブラジルGP】技術分析:メルセデス、来年に向けてデータ収集

ブラジルGPでも他の週末と同様に細かなアップデートが投入されているが、メルセデスは来年を見据えている。

メルセデスが使った巨大な測定装置の目的は?

Mercedes AMG F1 W07 Hybrid, detail

Mercedes AMG F1 W07 Hybrid, detail

Photo by: Giorgio Piola

 メルセデスは既に2017年に焦点を当てた多数のテストを実施しているが、チームはフリー走行1回目中にルイス・ハミルトンの車に複雑な測定装置を使用することを選択した。

 ピトー管の一種がずらりと並べられ、コースを周回する際のリヤタイヤ周りの空気の流れを測定していた。シーズンは最終盤であり、新しいパーツの比較やセットアップ作業のためではないだろう。このデータは、来季の新しいマシンがシーズン前テストで走る際のベースラインとして活用されることになると見られる。

ザウバーのフロントウイング改良

Sauber C35 front wing detail
Sauber C35 front wing detail

Photo by: Giorgio Piola

 ザウバーは、ベルギーで投入されたフロントウイングのコンセプトを改善するために作られた、新しいフロントウイングを密かに導入していた。

 小さな変化のように見えるかもしれないが、フロントのパフォーマンスを向上させるだけでなく、下流にも影響を与えるため、比較的幅広い効果をもたらす可能性がある。

 チームは上から2番目のフラップ(上図の下矢印)の左上隅にカバーを設置し、通常そこにあるギャップを閉じた。さらに、このカバーは後方に伸びてねじられており、フロントタイヤの前や周辺を流れる空気流の形状や方向を制御する、垂直方向のベーンになっている(上図の上矢印)。

トロロッソのリヤウイング

Scuderia Toro Rosso STR11
Scuderia Toro Rosso STR11

Photo by: Giorgio Piola

 トロロッソはシーズン中盤にBスペックの空力パッケージを導入したが、それは期待された効果を生み出さなかった。

 トロロッソは旧パッケージとの比較を行い、このパッケージはダウンフォースが増加している一方で、それに見合っていない量のドラッグ(空気抵抗)も発生していることがわかった。

 フリー走行の間、チームはローダウンフォースのリヤウイングを装着して走らせるというアイデアを思いついた。このウイングはバタフライ形状をしており、ドラッグを軽減する代わりにいくらかダウンフォースを犠牲にしている。

 しかし、天気予報により雨の可能性が高まってくると、チームは従来のウイングに戻していた。

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 ブラジルGP
サーキット インテルラゴス
記事タイプ 分析