FIAがグリッドスタートの新たなシステムを開発。自動化でインシデントを対処

FIAは、グリッドスタートのシステムを自動化にすることでインシデントに対処するようだ。

 FIAは、決勝のグリッド上でエンジンストールした場合、該当のマシンのスタートを中止させることでインシデントを防ぐ自動システムを開発した。

 現状、スタート時にエンジンストールした場合にはドライバー自身の手でサインを送り、それを確認したマーシャルがグリッドポジションと共にイエローライトで知らせるシステムをとっていた。

 マレーシアGPでトロロッソのカルロス・サインツがストールした時、それをコックピットから手で合図した。しかしそれを確認したマーシャルがイエローライトを出した後、サインツはエンジンを再始動するために手をコックピット内に引っ込めたため、マーシャルもイエローライトをオフにした。するとスタートは通常通り行われてしまった。

 その時サインツがエンジンを再始動に成功していたから良かったものの、もし出来ていなかった場合、大きなインシデントにつながる可能性が明らかになった。

 この状況は、現状のエンジンのレギュレーションの下に起こり得るものになっている。ストールしたエンジンは、MGU-Kを使って再始動できるのだ。過去のマシンでは、そのようなことは起こり得なかった。

 サインツの一件以降、レーススターターであるチャーリー・ホワイティングは、一度エンジンがストールしてしまった時はマーシャルに合図をし続けなければならないと鈴鹿(日本GP)でドライバーたちに呼びかけた。また新たな対策として、再始動ができなかった場合に両手で合図するように話した。

 またその際には、スタート時の使用を禁止されているラジオでチームがドライバーと連絡を取ることを義務付けた。

 しかしながらFIAは、今後、ストールしたマシンを自動的に検出できるように遠隔測定データを用いて対処しようとしている。

 システムは、ホワイティングに信号を送るようになっている。その後、ストールしたマシンはグリッドの最後からスタートすることになる。

Be part of something big

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース