「SF16-Hは進化した。100%の性能でメルセデスに挑む」アリバベーネ

フェラーリは非常に”繊細”な2016年マシンの正しいセットアップを見つけるのに苦労していたが、それが見つかり、反撃を開始すると意気込む。

 フェラーリは今季最初から、勝利を目標に掲げていた。しかし、彼らはそれをまだ達成できておらず、ほとんどのレースでメルセデスが表彰台の頂点を確保。レッドブルにも先を越されてしまった。

 しかしmotorsport.comの独占インタビューにおいて、フェラーリのチーム代表であるマウリツィオ・アリバベーネは、SF16-Hの本来のポテンシャルは実際にはもっと高いと語った。これまで施していたセットアップでは、SF16-Hのポテンシャルをフルに引き出すことができないということに気付いたのだという。

「我々の2016年用マシンは、大きな進歩を遂げた。完全に新しいデザインのモノを用意したんだ」とアリバベーネは語る。

「非常に繊細なクルマなんだ。セットアップもとても難しい。なのでまだ完璧な状態ではない」

「しかし、私は性能のすべてを証明できると確信している。このマシンはサラブレッドだと言える。飼い慣らすのは難しく、まだ手を差し伸べなければならないことがある。しかし、いくつかの小さいモノを投入すれば、それは100%になる」

 2015年と同じくらいの勝利を収めることができれば、タイトルを獲得できなくとも満足できるのではと訊かれたアリバベーネは、「いや、それは絶対にない」と断言した。

「私は、我々が持っているポテンシャルを把握している。そしてもちろん、メルセデスによってなされる素晴らしい仕事も、理解している」

「いくつかのサーキットでは、彼らとのギャップは小さくなっている。しかし、我々はまだ野心を引き上げ、それを乗り換えねばならないのだ」

「もし、あなたの質問にイエスと答えたならば、私はフェラーリの精神とそこで働く人々のDNAに逆らうことになってしまう」

2017年マシンの開発へのシフトはまだ

 2016年マシンはメルセデスに勝てると主張するアリバベーネは、現時点で2017年マシンの開発に完全にシフトする決断を下す理由などないと語る。

「まだ8レースを終えただけだ。そんな段階で、やれることを残したまま、来年に向けた開発にシフトするなどという考えは間違っている」とアリバベーネ。

「我々はメルセデスに近づいているんだ。このチャンスを逃してはならないよ」

 フェラーリのテクニカルディレクターであるジェームス・アリソンも、フェラーリはまだ戦い続ける”義務”があると、今週初めに語っている。

「我々には、毎年勝たねばならないという義務と使命がある。そして、最も効果的な挑戦ができるよう、リソースを配分しなければならない。我々は今年、確かにレースができる。そして、我々にとっては来年が最大のチャンスなんだ」

 アリソンはこのように、トリノで行われたFIAスポーツ会議の際に語った。

「それは非常に難しいことだが、我々はそれをやるつもりだ」

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シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース
タグ maurizio arrivabene