アロンソ「”捨てバイザー禁止”に対する”ヒミツ”の方法が必要」
フェルナンド・アロンソは、F1ドライバーはバイザー禁止に対する”ヒミツ”の方法を考える必要があると語る。
Fernando Alonso, McLaren MP4-31 on track
McLaren
捨てバイザーがブレーキダクトなどに詰まってしまうことが原因でのリタイアを防ぐため、FIAは捨てバイザーをコース上に投げ捨てることを禁止するレギュレーションを施行するつもりだと、オーストラリアGPの際から示唆してきた。
この件については、チーム側から懸念の声が上がったため、実施が延期されていたが、今回のモナコGPから実施されることになっている。
チームとドライバーは、これについて何をすべきか、今もまだ正確には把握できていないという。アロンソはこれについて、水曜日に提案を行っている。レース中にもバイザーを捨てられる場所を、コース上にいくつか作っておく必要がある、と。
「奇妙なルールだと言おうじゃないか。こんなルール、これまでなかったよ。しかし、コクピットの内側に捨てバイザーを入れろというなら、それは問題ない。OKだ」とアロンソは言う。
「僕らは未来に向けた、様々なソリューションを持っている。僕らは挑戦を続け、試してみて、そして性来僕らはいるべき場所を見つけるだろう。いくつかのことは、今はまだ言えないよ。だってそれは”ヒミツ”の方法だからさ!」
「真面目に言えば、僕らはそれ(バイザーを捨てること)を、ピットレーンで行う必要があると思う。僕らがピットストップを行うとき、60km/hで走る10秒間は、何かをするには絶好の機会だろう」
簡単な解決策はない
アロンソのチームメイトであるジェンソン・バトンも、捨てバイザーをどうすればいいのか、不明な点が多いと語る。
「関わっている人の分だけ、異なった考え方がある」とバトンを言う。
「もしコクピット内のどこかに貼り付けろと言うのなら、それは簡単な方法ではないと思う。特に僕らは20年間捨てバイザーをコースに投げ続けていた。それを突然禁止されても、ちょっと難しいよ」
「バイザーを取る時、手は空中にあるんだ。しかも、すごいスピードで走っているから風圧は高いし、それをコクピット内に持ってきて、どこかに貼り付けるというのは……ちょっと現実的じゃないね」
「しかも、その最初のレースはモナコだ。そこでバイザーを手放さず、コクピットの中に貼り付けるなんて、みんなにとって難しいことだと思うよ」
しかしバトンは、この問題をめぐる論争は、ドライバーが慣れてしまえばすぐに消えてしまうだろうと感じている。
「これは、いくつかある、本当には好きではないもののひとつなんだ。例えばHANSデバイスのようにね。HANSを好きなドライバーなんていなかったし、快適ではなかったけど、レースがひとつ終わってしまえば、みんなそれについては忘れてしまったようだった。対処できるんだろうね」
ペナルティの問題
アロンソはこの件についての疑問を付け加えた。それは、トラック上に捨てバイザーを投げ捨てたすべてのドライバーにペナルティが課せられるのかと言う点だ。
「それはまだ決まっていない」とアロンソ。
「僕らはFIAに対して、ペナルティがどうなるのか説明を求めている。しかし、そのことについてはまだ議論が行われているんだ」
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