ウルフ「ピレリはF1のために大変な仕事をしているとわかっているが……」

メルセデスのトト・ウルフはピレリの仕事ぶりを認める一方、チームが今のタイヤに手を焼いている内情を語った。

 ベルギーGPでは、指定されたタイヤの最低内圧の制限が高すぎる件についてチームからの不満が集中した。

 数名のドライバーも内圧に対して不満を主張していた。そのうち、特にジェンソン・バトン(マクラーレン)は、ピレリのタイヤ内圧に対するこだわりは”異常だ”と話した。

 ベルギーGPでメルセデスはタイヤをもっとうまく管理できたチームであるにも関わらず、メルセデスのチーム代表トト・ウルフは最低内圧に対する自身の不満を主張した。

「私はピレリが意図していることは分かるよ」

 ウルフはそう内圧について述べた。

「(今季は)このタイヤでの最後のシーズンだ。我々は昨年問題を抱えていたが、その完全性を保つことはピレリにとってとても重要になる」

「それが我々が風船の様なタイヤに対し、事を荒立てていた理由だ。シミュレーションと実際のタイヤの挙動が異なっていた。そのため、シミュレーションの意味がなかった」

「タイヤの路面との接地面は、期待していた半分しかない。そんなものでレースするなんてとても難しい。しかし、人々は不満を言うが、状況はどのチームも同じだろうから、私はそうでありたくない」

「我々は開発で正しいと感じたマシンを持ち込むが、金曜日や土曜日でマシンは変調をきたす。なぜならシミュレーションでの動きとは異なった動きをするからだ」

「来シーズンのタイヤは今のものより大きくなるから、現在のものとは異なるだろうね」

数年前のレッドブルと状況が重なるメルセデス

 メルセデスは数年前のレッドブルと同じ状況に立たされている。マシンがトラック上でダウンフォースを発生すればするほど、タイヤに大きな負荷がかかる。

 ウルフは状況が不公平だと主張することは簡単にできるが、ピレリはファンやチーム、スポンサーからの要望に応えていると語った。

「もしすべてのマイクのスイッチをオフにしたら、この状況が不公平であり、このタイヤを使いたくないと不平不満を訴えるだろう」

「私はタイヤの温度だけを見て、そしてその温度とタイヤの内圧に基づいたレースの戦略を練ることは好まない。でも我々はそうするしかない」

「言い訳を探すことはスポーツマンシップに則っていない。我々は最良の方法で適応する必要がある。我々のマシンは多くのダウンフォースを持つが、そのダウンフォースがタイヤにダメージを与える。タイヤが機能しなくなるほどの、ダウンフォースをコース上で発生させることはできないんだ」

「今の状況は行き過ぎのように思う。どんな時でも、誰かが不満を言うものなんだ。しかし、ピレリは我々にタイヤを供給するために大変な仕事をしている。それはチームにもエンジニアにもそして観客にも、さらに素晴らしいショーにとって良い事だと思う」

Be part of something big

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ F1
イベント名 ベルギーGP
サーキット スパ・フランコルシャン
チーム Mercedes
記事タイプ 速報ニュース
タグ pirelli, toto wolff