クビアトの旧友ダ・コスタ「今でも大切な幼馴染。低迷からの復活を願っている」

ダ・コスタがF1シートを獲得できなかった3年前、そして今のクビアトについて語る。

 2013年、レッドブルのドライバー育成プログラムの一員だったアントニオ・フェリックス・ダ・コスタは、当時スクーデリア・トロロッソの有力なドライバー候補生であった。シート争いのチャンスがその年に訪れ、最終的にレッドブルに選ばれたのはダニール・クアビトだった。

ダ・コスタはその後フォーミュラEやDTMに参戦し健闘してきたが、F1でのチャンスがなかったことを未だに受け入れることができていない。

「やっぱりF1こそが、モータースポーツ界の王者なんだよ」ダ・コスタはmotorsport.comに対し語った。

「僕はF1で活躍できていない自分を変えたかったんだ。でも結局、現実はポルトガルでレースの解説をやっている。僕は才能に溢れるダニール(・クビアト)を見た時、シートを獲得するのは難しいと本気で思った。でも多くの人が僕を応援してくれたよ。そして現状、自分にやれることをやっているよ」

「自分のベストを尽くすこととワールドチャンピオンになることは、また別問題であることを思い知ったんだ。それから僕はそのことを深く受け止めながら生きてきた」

「でもみんなが知っているように、レースドライバーのキャリアはF1が全てという訳じゃない。本当に幸運なことに僕には世界中のレースでよく知られているBMWがついてくれているんだ。文句の言いようがないよ」

クビアトは挽回できる余地あり

 2016年のクビアトは、2015年に引き続きレッドブルから参戦したが、ロシアGPのアクシデント以降トロロッソに降格されせれ、厳しい状況下にいる。 ダ・コスタは、クビアトが現在の低迷期から回復する見込みはあると語る。

「ダニールは素晴らしい才能を持った男だよ。でもダニールの他にカルロス(・サインツ)やマックス(フェルスタッペン)みたいな、まだ完璧じゃないけど、若くて有望な男もF1にはいるんだ」

「でもすぐに何かがうまくいかなくなると、ある程度やってきたドライバーより若手ドライバーの方が硬くなってしまって、少し苦しむことになると思う。それは普通なことだけどね。そういうところでダニールはF1ですごく強いんだ。そういうシーンで特に印象的なのは、彼のルーキーイヤーでのジャン-エリック・ベルニュとの争いの時かな」

「ダニールはこれから挽回できると信じてるよ。正しいかどうかはわからないけど、今の彼は何が必要か考えて、それをこなしていかなきゃならないと思う。そして僕らは、彼がどれだけ強いのか確認する必要があるね」

「彼はやってのけると信じてるよ。彼のことはよく知っているんだ。未だにコンタクトを取っている。状況を打開して上に登っていってほしいと願ってるよ」

 3年前にシート争いに敗れたことについて確執的な感情があったかどうか、ダ・コスタに問うと次のように答えた。

「全くないよ。だってそれは彼のせいじゃない」

「もし、僕がF1のシートのチャンスをものにしていたら、僕だって同じようにするよ。幼い時からよく知っている友達なんだ」

「一緒にレースしてきた奴らはみんないい奴だよ。彼らと集まったりするのが、僕は好きなんだ。でも、最終的には彼ら自身のことをよく見ないといけないけど、彼らがやってきたことを彼らも、そして僕も、責めることなんて絶対できないんだ」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー Antonio Felix da Costa , Daniil Kvyat
記事タイプ インタビュー