サインツJr.、旧式PUを使う来季のザウバーの苦闘を憂う

今季のPUを来季も使うと決めたザウバーに対し、サインツ「彼らは厳しいシーズンになるだろう」と語る。

 トロロッソのカルロス・サインツJr.は、今年のフェラーリ製パワーユニットを来年も使い続けると発表したザウバーに対し「2017年は非常に厳しいシーズンになるだろう」と語っている。

 ザウバーのチーム代表であるモニシャ・カルテンボーンは、2017年も2016年仕様のフェラーリ製パワーユニットを使い続けると、鈴鹿で明らかにした。この理由についてカルテンボーンは、「シャシーとパフォーマンスの開発に注力するため」と説明している。しかし、パワーユニットは来季に向けかなり自由に開発を行うことができるため、そのパフォーマンス差が非常に大きいと考えられている。

 カルロス・サインツJr.が今季所属するトロロッソは、昨年仕様のフェラーリ製パワーユニットを使っている。そのため、シーズンが進むにつれてそのパフォーマンス差の拡大が顕著になり、必然的にポジションを落とす結果となってしまった。

 ザウバーが今季のパワーユニットを使い続けることについて問われたサインツJr.は、「まぁ、彼らの幸運を願っているよ」と語る。

「通常なら、彼らは一歩後ろにいるんだ。もし、彼らが開発を受けないパワーユニットを今季残りのシーズンに使い続けるなら、彼らは2歩後退することになるだろう」

「確かに簡単なことじゃないけど、僕らは彼らに後方にいてほしいし、それは僕らにとっては良いことだけどね」

スピード不足は”とてもイライラする”

 トロロッソは直近の6レースで、わずか2ポイントしか獲得できていない。直近の日本GPでも、トップ10に挑戦することすらできなかった。

 この日本GPをサインツJr.は17位で終えている。その彼は1年落ちのパワーユニットの出力不足により、チームの戦略が制限され、オーバーテイクは不可能、そしてポジションを守ることすら難しい状況を嘆いた。

「すごく苛立たしいよ。それは、言わなきゃいけない」

 日本GP後にサインツJr.はそう認めた。

「僕はできることのすべてを試してみたんだ。とても想像できないだろうね。僕は(エステバン)グティエレスをターン6のアウト側からパスしたんだ。それが、僕がこのレースでオーバーテイクできる、唯一の場所だったんだ」

「とても苛立たしい。レースで戦略が決まっているのに、オーバーテイクができないってことを知っているんだから。失望だよ」

「でも、それが現実なんだ。僕らはそれを修正し、対処しなきゃいけないんだ」

「僕らは鈴鹿で、標準的なダウンフォースレベルを選んだ。トップスピードのためには一切の妥協はしなかったんだ。そのおかげで、マレーシアに比べて予選のパフォーマンスは向上したと思う。しかし、レースでは悪化していた。僕らはそれについて、分析する必要がある」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 日本GP
サーキット 鈴鹿サーキット
ドライバー Carlos Sainz Jr.
チーム Sauber , Toro Rosso
記事タイプ 速報ニュース