バクーのピットレーン入り口は超高速。懸念を表明するドライバーも

F1ドライバーたちは、バクーのサーキットのピットレーン入り口が高速すぎて危険だと、懸念を表明している。

 バクーのサーキットは、そのピットレーン入り口にシケインが設置されている。ピットレーンに入るクルマは、超高速で走る長いストレートの終盤で、ラインを離脱し、そしてピットレーンのシケインに突入していかなければならない。

 ピットレーンの速度制限エリアの開始地点の前には、約100mの直線がつけられている。しかし、シケインは速度制限が始まる手前であり、特にレースでは、できるだけ速く駆け抜ける必要がある。

 ザウバーのマーカス・エリクソンは、最も率直に懸念を口にした。彼はこのシケインの存在が「大事故」につながる可能性を指摘している。

「入り口は非常に興味深いね」とエリクソンは言う。

「何のマージンもなく、非常に非常に速く走らなければならない」

「ピットレーンに入るマシンがクラッシュするのなんて、見たくはないだろう。僕はこの件について、金曜日終了後に議論が行われると思う」

「ピットレーンに入るためにはまずブレーキをかけ、コーナーをクリアする。しかもそのコーナーは右・左と非常に鋭い。そして、速度制限が開始される手前でまたブレーキを踏むんだ」

「もしそれがそのようなモノだというなら、僕は気にしない。しかし、それはピットに入る際に大きな事故に繋がる可能性がある。それは、僕らが望むモノなのかどうかはわからないけど……」

アンダーカット/オーバーカットに大きく影響

 ダニエル・リカルドも、ドライバーはそのシケインをできるだけ速く走ろうとするため、事故の可能性があるということについては合意した。しかし彼は、それに挑戦するのは楽しみだという。

「僕はそれはかなりクールになると思うよ。ピットレーンの入り口は、少しでもタイムを稼ぐことができるポイントになるだろうからね」

「ドライバーが正しく通過し、ミスを犯さなければ、ピットレーンへの進入に関して、うまくやった際とうまくいかなかった際の差は、1秒までとはいかなくとも、0.5秒は簡単に生じると思う」

 進入を誤った場合に何が起きるのか? そう聞かれたリカルド「クラッシュするか、多くの時間を失うかだね」と答えた。

「レースで誰かと競っていて、そしてアンダーカットもしくはオーバーカットを狙おうとした場合、そのポジションの勝者がどちらになるかは、ピットの入り口で何をするかにかかってくるだろう」

 フェリペ・マッサも、このピットレーンについて付け加えた。

「このようなピットの入り口は、僕らはこれまで経験したことのないモノだと思う。強いて言うならインテルラゴスか……しかし、それは非常に高速だし、バクーのそれよりも明らかに簡単だ」

「ここは強いブレーキをかける必要がある。しかし、シケインの通過速度に制限はない。ラップタイムの観点から見ればね。そして、その後に速度制限域が始まるラインがある」

「だから、より良い方法を学ぶ必要があるよ」

 セバスチャン・ベッテルは付け加えた。

「ピットレーンの入り口は、確かにチャレンジングに見える。しかしまた、それが僕らがここにいる理由なんだ」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 ヨーロッパGP
サーキット バクー市街地
ドライバー Daniel Ricciardo , Felipe Massa , Marcus Ericsson
記事タイプ 速報ニュース