フェルスタッペン、ピットレーンで『僕は今ピットレーンにいる!』と報告。ホーナーも困惑

レッドブルは、マックス・フェルスタッペンが突然ピットインしたことについて、適切な説明ができないと語る。

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンはアメリカGP中盤、表彰台を目指して4番手のポジションを走っていた。フェルスタッペンは26周を走り切って2回目のタイヤ交換をするためピットに飛び込んだが、チームはタイヤ交換の準備ができておらず、大幅にタイムを失う結果となってしまった。

 このミスの原因は、何の意思疎通もなしに、フェルスタッペンがピットに飛び込んだことにあった。

 フェルスタッペンはレース後、「タイヤ交換のための命令を誤って聞いてしまった」と主張した。一方レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、フェルスタッペンがピットインする周に何の通信もなく、彼の決定は不可解だと語っている。

「それはとても珍しいことだ」

 そうホーナーは説明する。

「彼はピットレーンに入った時、『僕は今ピットレーンにいる!』と伝えてきたんだ」

「いつドライバーが入ってくるのか分からない時、我々はタイヤ交換をうまく行うことができない。彼にとっては残念だった。しかし最終的には彼はリタイアに終わってしまったので、何の影響もなかった」

 フェルスタッペンが無線を聞いたと主張していることについて聞かれたホーナーは、次のように説明した。

「彼はその周は何も聞いていないはずだ。だから、それは前の周のことなんだろう」

「彼はプッシュするように言われていた。これは、基本的にはニコ・ロズベルグとの差を縮めるためのものだ。我々はニコ(ロズベルグ)をアンダーカット(ライバルよりも早く新しいタイヤに交換し、そのタイヤの性能差を活かしてライバルよりも速く走り、ライバルがピットインを行った際に先行する戦略)することを狙っていたんだ。それも前の周だったし、彼はピットレーンの入り口を通り過ぎている。だから、それがどこからの指示なのか分からない」

 フェルスタッペンが止まってしまうまで、ホーナーはフェルスタッペンがロズベルグをアンダーカットし、チームメイトのダニエル・リカルドと共に表彰台の2段目と3段目を確保しようとしていた。

「彼は12周目〜19周目の間、ニコと非常に近い位置で走ることができていた。そして我々は、彼のペースが落ちてきていたので、タイヤをマネージメントするように指示を出していた」

 そうホーナーは語る。

「彼は再び差を詰めることができただろうし、その後、我々にはアンダーカットを成功させるチャンスがあっただろう」

リカルドは2位だったはず

 ホーナーはリカルドの順位について、2位が妥当な結果だったと考えている。しかし、実際にはバーチャル・セーフティカーが発動されたことで、ロズベルグに2位の座を奪われてしまった。

「物事が正しく進んでいれば、我々はニコの順位を手にしていたであろう。彼は後に柔らかいタイヤを履いたが、彼はコース上で2番手のポジションを懸けて戦わねばならなかったはずだ。しかし、バーチャル・セーフティカーによって、そのポジションを与えられた」

 そうホーナーは言う。

「だから我々は、それほど失望することはできない。最終的にはレースで表彰台を確保することができたし、フェラーリに対してコンストラクターズランキング上のポイント差を、3ポイント広げることができたからだ」

「マックスについて言えば、彼のレースは、彼が予定外のストップを行ったことで、残念ながら間違った方向に行ってしまった。彼は前のラップで聞いた無線で混乱したと考えているだろう。そしてピットインのすぐ後にギヤボックスのトラブルが発生した。それは残念なことだった。なぜなら、もしそれがなければ、4位でフィニッシュできるのは確実だったからだ」

Be part of something big

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ F1
イベント名 アメリカGP
サーキット サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
ドライバー Daniel Ricciardo , Max Verstappen
チーム Red Bull Racing
記事タイプ 速報ニュース