マレーシアGP予選:ハミルトン、ミスしながらも驚異のタイムでPP獲得

第16戦マレーシアGPの予選で、ルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得し、2列目以降はレッドブルとフェラーリが続いた。

  メルセデスのルイス・ハミルトンは、コースレコードに迫るタイムでポールポジションを獲得した。2番手にはニコ・ロズベルグがつけ、メルセデスがフロントロウ独占。レッドブルのマックス・フェルスタッペンが3番手につけた。

 直前に行われたFP3ではルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイム。ただ2番手以降のタイムは拮抗しており、予選でも混戦が予想された。

 まずはQ1。メルセデスのふたりはソフトタイヤでコースイン。最初にニコ・ロズベルグが1分34秒460をマークするも、ハミルトンがすぐに1分34秒444でそれを塗り替えた。

 フェラーリはミディアムタイヤを選択。セバスチャン・ベッテルは1分35秒566、キミ・ライコネンは1分35秒480を計測した。レッドブルの2台もミディアムを履いており、この4台は決勝に向けてソフトタイヤを残す作戦のようだ。

 ソフトタイヤを履いているフォースインディアの2台が3、4番手、ウイリアムズの2台が5、6番手と並んでおり、この2チームによる”4番手チーム”争いも熾烈だ。

 そして5分を切ったところで、フェラーリの2台がソフトタイヤを履いて再度コースイン。ミディアムタイヤでのタイムでQ2に進出するのは不可能と考えたようだ。彼らは1分34秒台にタイムを上げ、1/1000秒差でライコネンが3番手、ベッテルが4番手でチェッカーを受けた。ただ結局は、最初のミディアムタイヤでのタイムでQ1突破には十分だった。つまり、フェラーリはソフトタイヤの温存に失敗してしまったのだ。

 最終的にミディアムタイヤだけでQ1を突破できたのは、レッドブルのダニエル・リカルドのみ。フェルスタッペンもソフトタイヤでコースに出たが、アタックはせずにピットに戻り、タイヤの温存に成功した。

 ここではザウバー2台、ルノーのジョリオン・パーマー、マノーの2台がノックアウト。そして45グリッド降格が決まっているフェルナンド・アロンソは、最下位ながらもトップから107%以内のタイムを出し、Q1を終えた。

 続くQ2。ここでもメルセデス2台はソフトタイヤを選択。Q1をミディアムで突破したリカルドも、ここでソフトタイヤを投入した。

 まずはロズベルグが1分33秒609をマークしたが、最終コーナーで少しミスをしたようだ。ここでもすぐに、ハミルトンが1分33秒046でトップタイムを塗り替えた。フォースインディアのニコ・ヒュルケンベルグが1分34秒786をマークするも、レッドブル勢がそれを上回って1分33秒台に入れてきた。

 フェラーリは新品のソフトタイヤを履いてベッテルが1分33秒972をマーク。ライコネンは1分33秒903でベッテルを上回った。

 残り時間3分を切ったところで、Q3進出をかけて各車がコースイン。最終コーナーでミスを犯したバルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)はここでノックアウト。ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)が8番手、ヒュルケンベルグが9番手、ペレスが10番手でチェッカーフラッグを受けた。ハースの2台、ルノーのケビン・マグヌッセン、前戦で好調だったトロロッソ2台もノックアウト。セッション後、クビアトは最終コーナーの改修を酷評していた。

 そしてQ3。まずはベッテルが1分33秒916をマークするも、フェルスタッペンがそれを更新して1分33秒420。しかし、ここでもハミルトンが大幅にタイムを更新し、1分32秒850という驚異のタイムをマークしてトップに立った。

 リカルドはフェルスタッペンに続き3番手。それにライコネンが続き、最初のアタックでミスをしたロズベルグ、ベッテルと続く。

 3分を切ったところで、各車が最後のアタックへ向かう。是が非でもタイムを更新したいロズベルグは、1分33秒264で2番手。トップには届かなかった。フェルスタッペンはタイム更新ならず3番手。リカルドはタイムを上げるも1分33秒467で4番手。最後にベッテルがタイムを上げてライコネンを逆転し5番手。バトンは8番手につけた。

 ハミルトンは1コーナーでミスを犯し、タイムを更新できなかったものの、最初のアタックのタイムでポールポジションを獲得した。

 フロントロウにメルセデス、2列目にレッドブル、3列目にはフェラーリが並んだ。さらには4列目にフォースインディアと、綺麗に各チームの2台が並び、以降もこのような並びが多数続く結果になった。

 ハミルトンはここで勝利を挙げてロズベルグとの差を縮めてトップを奪還したいところだが、明日は雨の予報もあり、レース展開を読むのは難しい。また、レッドブルとフェラーリの争いも実に僅差であり、コンストラクターズ選手権2位争いの結末もまだまだわからない。

 今回はペナルティで最下位に沈んでしまったアロンソだが、本来ならばバトンと同じようなタイムで走行できたはず。決勝ではどこまで巻き返してくるだろうか?

 決勝レースは、明日の15時(日本時間16時)から行われる。

ClaDriverChassisEngineTimeGap
1  Lewis Hamilton  Mercedes Mercedes 1'32.850  
2  Nico Rosberg  Mercedes Mercedes 1'33.264 0.414
3  Max Verstappen  Red Bull TAG 1'33.420 0.570
4  Daniel Ricciardo  Red Bull TAG 1'33.467 0.617
5  Sebastian Vettel  Ferrari Ferrari 1'33.584 0.734
6  Kimi Raikkonen  Ferrari Ferrari 1'33.632 0.782
7  Sergio Perez  Force India Mercedes 1'34.319 1.469
8  Nico Hulkenberg  Force India Mercedes 1'34.489 1.639
9  Jenson Button  McLaren Honda 1'34.518 1.668
10  Felipe Massa  Williams Mercedes 1'34.671 1.821
11  Valtteri Bottas  Williams Mercedes 1'34.577 1.727
12  Romain Grosjean  Haas Ferrari 1'35.001 2.151
13  Esteban Gutierrez  Haas Ferrari 1'35.097 2.247
14  Kevin Magnussen  Renault Renault 1'35.277 2.427
15  Daniil Kvyat  Toro Rosso Ferrari 1'35.369 2.519
16  Carlos Sainz Jr.  Toro Rosso Ferrari 1'35.374 2.524
17  Marcus Ericsson  Sauber Ferrari 1'35.816 2.966
18  Felipe Nasr  Sauber Ferrari 1'35.949 3.099
19  Jolyon Palmer  Renault Renault 1'35.999 3.149
20  Esteban Ocon  Manor Mercedes 1'36.451 3.601
21  Pascal Wehrlein  Manor Mercedes 1'36.587 3.737
22  Fernando Alonso  McLaren Honda 1'37.155 4.305

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 マレーシアGP
サーキット セパン・インターナショナル・サーキット
記事タイプ 予選レポート