メキシコGP FP1:ハミルトンが首位でフェラーリ2&3位。フェルスタッペンはブレーキが発火

メキシコGP FP1で、ミディアムタイヤのハミルトンがトップタイムを記録した。

 メキシコGPの金曜日のフリー走行1回目(FP1)は、現地時間10時(日本時間29日0時)より行われた。エルマノス・ロドリゲス・サーキットは標高約2300mに位置している。標高が高いために気圧が低く、それに各陣営がどう対処するのかが、最大の見所だ。なおサーキット上空には雲が広がっており、気温12℃、路面温度18℃とやや肌寒いコンディションである。

 今回のメキシコGP FP1では、フォースインディアのセルジオ・ペレスとルノーのケビン・マグヌッセン、またマノー勢がハロのテストを行った。

 全てのドライバーがセッション開始早々に続々とコースインしたが、10分後にもなると各車ピットイン。ほとんどのマシンが1周のインスタレーションラップを行っただけだ。

 セッション開始15分後に、マノーのエステバン・オコンが調整を終えてコースインした。オコンが1周を終える頃、マクラーレンのフェルナンド・アロンソもコースイン。パスカル・ウェーレイン(マノー)もそれに続いた。

 セッション開始28分後に、メルセデスのルイス・ハミルトンが1分21秒633を記録して、21秒台に突入する中、ソフトタイヤのバルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)が1分22秒837でトップチームのタイムに分け入る。またペレスはスーパーソフトで1分22秒570を記録した。

 セッション残り56分というところで、ザウバーのフェリペ・ナッセがフロントウィングを破損。彼はS字区間を抜けた後の縁石に乗り上げて走行していたが、縁石を降りた途端に右のフロントウィングが砕けるように割れた。コース上には大量のカーボンの破片が散らばったことで、レッドフラッグが振られた。

 12分後にセッションは再開。ボッタスはソフトタイヤで1分22秒408を記録する。同僚のフェリペ・マッサもソフトタイヤで1分22秒556だ。

 セッション残り43分で、ピットインしたレッドブルのマックス・フェルスタッペンのマシンが煙を発した。左右のリヤのブレーキドラムが発火したようだ。チームはカウルを外し、調査に取り掛かった。

 セッション残り41分でメルセデス勢がミディアムタイヤを装着し、コースインした。その10分後、ハミルトンが3つの全てのセクターでトップタイムを叩き出し、1分20秒914を記録する。新たなスーパーソフトタイヤを装着したフォースインディアのペレスとニコ・ヒュルケンベルグが1分21秒台を記録し、一方ソフトタイヤのボッタスは1分21秒447である。

 セッション残り30分で、ソフトタイヤのレッドブルのダニエル・リカルドは1分21秒846で21秒台に乗った。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)も新しいソフトタイヤにリフレッシュし、1分20秒993を記録してハミルトンに迫る。ただ、両者のタイヤが異なっている(ハミルトンの方が硬い)という点は見逃せない。

 セッション残り17分、しばらくピットに留まっていたフェラーリのキミ・ライコネンが、ソフトタイヤでコースインし1分21秒072をマークした。

 セッション残り2分というところで、ターン16、17から雨が降り始めた。しかし、それほどの雨量ではなく、各車は引き続き走行を行っている。

 結局、FP1のトップタイムはハミルトンがミディアムタイヤで記録した1分20秒914。彼はまだスーパーソフトを履いておらず、まだまだタイムを伸ばしてきそうだ。フェラーリはベッテルがソフトタイヤで20秒台付近をマークし、チームメイトのライコネンもこれに僅差で続き、2番手と3番手を占めた。その後方には積極的にスーパーソフトを使ったフォースインディアの2台が続く。そして、昨年のメキシコGPで3位に入ったボッタスが6番手、ハミルトンとタイトルを争うロズベルグはミディアムタイヤで7番手と、一見出遅れたように見える。ただ、彼が実施していたプログラムの内容は現時点では不明であり、その勢力図を想像するのは時期尚早だろう。また、レッドブルのリカルドも8番手に終わったが、ソフトタイヤで12周の連続走行を行っており(ボッタスも同じソフトで12周の連続走行を行った)、こちらも手の内を見せていない感がある。

 使うタイヤ及びプログラムが陣営によって大きく分かれたように見えるFP1。次のFP2では、その勢力図の一端が垣間見えてくるだろう。

 次回のフリー走行2回目は日本時間29日午前4時(現地時間14時)よりスタートする。

ClaDriverChassisEngineLapsTimeGapInterval
1  Lewis Hamilton  Mercedes Mercedes 34 1'20.914    
2  Sebastian Vettel  Ferrari Ferrari 23 1'20.993 0.079 0.079
3  Kimi Raikkonen  Ferrari Ferrari 19 1'21.072 0.158 0.079
4  Sergio Perez  Force India Mercedes 23 1'21.200 0.286 0.128
5  Nico Hulkenberg  Force India Mercedes 23 1'21.409 0.495 0.209
6  Valtteri Bottas  Williams Mercedes 34 1'21.447 0.533 0.038
7  Nico Rosberg  Mercedes Mercedes 32 1'21.673 0.759 0.226
8  Daniel Ricciardo  Red Bull TAG 27 1'21.727 0.813 0.054
9  Felipe Massa  Williams Mercedes 31 1'21.836 0.922 0.109
10  Daniil Kvyat  Toro Rosso Ferrari 29 1'22.215 1.301 0.379
11  Romain Grosjean  Haas Ferrari 21 1'22.500 1.586 0.285
12  Carlos Sainz Jr.  Toro Rosso Ferrari 32 1'22.563 1.649 0.063
13  Marcus Ericsson  Sauber Ferrari 17 1'22.723 1.809 0.160
14  Max Verstappen  Red Bull TAG 10 1'22.877 1.963 0.154
15  Esteban Gutierrez  Haas Ferrari 23 1'22.910 1.996 0.033
16  Fernando Alonso  McLaren Honda 25 1'23.089 2.175 0.179
17  Felipe Nasr  Sauber Ferrari 12 1'23.089 2.175 0.000
18  Jenson Button  McLaren Honda 24 1'23.342 2.428 0.253
19  Kevin Magnussen  Renault Renault 32 1'23.556 2.642 0.214
20  Esteban Ocon  Manor Mercedes 30 1'24.083 3.169 0.527
21  Jolyon Palmer  Renault Renault 35 1'24.097 3.183 0.014
22  Pascal Wehrlein  Manor Mercedes 28 1'24.350 3.436 0.253

Be part of something big

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ F1
イベント名 メキシコGP
サーキット アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス
記事タイプ フリー走行レポート