メルセデス「どちらかの勝利を守る選択を与える瞬間がくる」

メルセデスはドライバーのふたりにタイトル争いに大きな責任を感じ、どちらかの勝利を守る選択を迫られる瞬間を予期している。

 メルセデスはメキシコGPでレッドブルからの強いプレッシャーに直面している。レースの中でメルセデスの勝利が確定するのであれば、チームはどちらかのドライバーに対し有利な戦略を実行させるレース展開も考えられる。

 その場合、タイトル争いに大きな影響を与える可能性がある。ルイス・ハミルトンがタイトルを獲得するためには、今季残された3レースで勝ち続けることが必須条件になる。

 メルセデスのトト・ウルフは現在どれほど繊細な出来事を扱っているのか、またメルセデスはレッドブルを抑える戦略としてどちらかのドライバーを優先する可能性があり、その決定がどれほど大きなものになるのか深く理解している。

「我々はふたりに対して、とても大きな責任を負っている」とウルフは語った。

「我々はレースに勝ちたい。しかしふたりにそれぞれ異なった戦略を伝えた時点では、どちらが正しいものになるかはわからない。我々はその結果を待つことしかできない」

「ここまでの過去数年間で、メルセデスがなぜこの戦略をドライバーAに伝え、またドライバーBには別の戦略を与えたのか質問されてきた。すでにどちらの戦略が正解だったか判明した後だ」

「我々が戦略を分かつのは、AもしくはBの勝利を守りたいからだ。どちらの戦略が正しいものなのかはやってみないとわからない」

「そうであるから、責任があるんだ。正しいであろう戦略をドライバーに与え、そうでありながらふたりに中立的であり、物事の判断のバランスが取れるようにしなければならない」

 メキシコを攻略するのは特に難しい。サーキットが低グリップなため、タイヤが作動温度領域に到るまでいくつかラウトラップを必要とする。つまり、アンダーカットの成功率が低くなる可能性がある。

 メルセデスのふたりは、ユーズドよりも新品のタイヤを使うことで確実にスティントの間隔を長くすることができる。

 ウルフは今回のレースを予想するのは余りにも困難なことだと話した。

「どのタイヤが持ちが良いのか、またグレイニングや内圧が高くなるのはどのタイミングか、タイヤをマネジメントするにはどうすれば良いのかということを、我々はこれまでのシチュエーションを見て模索してきたが、明確な答えを見つけられていない」

「我々は昨シーズンからこれまでのシーズンを通してそうしてきた。ここでも同じことだ。路面温度はタイヤの性能や挙動に大きな影響力を持っている。メキシコGPは全てのレースの中でも変則的なレースだ」

「膨大なデータとアルゴリズム、そして常識的知識と自分たちに対する自信があれば、ほとんどの場合はうまくいってきた。ただ結果を見てみないと物事に確証はない」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 メキシコGP
サーキット アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス
ドライバー Lewis Hamilton , Nico Rosberg
チーム Mercedes
記事タイプ 速報ニュース